【高齢化社会に備えるということ】
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最終更新日:2023/05/17
経営者視点
おはようございます!
先週末から今季最高レベルの寒波が押し寄せてきていて、寒さのレベルも一段と増しているようです。
日中から夜まで防寒をしっかり意識して、特に夜は風邪を引きやすいので、注意していきたいと思います。
【高齢化社会に備えるということ】
2008年の1億2800万人というピークを境に日本の人口が減り始めてもう数年経ちますが、少子高齢化社会という言葉をもう飽きるほど聞いてきた。
実際に医療の発達と少子化の影響で65歳以上の人口割合が2016年で27.3%になった。
今の日本の世の中の4分の1以上が65歳以上ということ。
ただし、昔の65歳と今の65歳ではそのイメージは大きく違っているので、見た目で高齢者が増えたなと感じることが少ないようにも思える。
でも、日中に電車で移動しているとたまに高齢者が多いな~と感じることがあって、地域や時間帯、もっと狭く施設などで捉えると確実に増えていることも実感できるのかもしれない。
先日、繊研ファッションビジネス懇話会の新年朝食会で、テレビ等でお馴染みの寺島実郎氏の話を聴いて新たな見方や考え方を学んだ。
ボク自身のイメージでは、高齢化社会というと65歳以上や70歳以上の人が増えて医療費が嵩んだり年金制度が破綻するようなイメージが強かった。
もちろん、65歳以上の人たちが働かない社会が続いていけばそうなるが、実際に今でも65歳以上で働いている人は増えていて730万人(男性30%、女性15%)もいる。
多分、自分の父親であるOTSの会長を見ていても感じるが、健康な人であれば70歳や75歳でも十分働くことはできる。
業種や仕事の内容にもよるが、働ける場があれば働きたいと思う人が増えてくるように思う。
それは収入のため、生活のために働くという人もいると思うが、ある程度の資産があって働かなくでも生きていける人でも働く場や何かの役に立つような場が欲しいと思うように感じる。
寺島氏はそれを、『都会の高齢化と田舎の高齢化の違い』と表現していた。
それはつまり、田舎は農業などの一次産業が近くにあって、高齢者が手伝える仕事(社会)が傍にあるのに対して、都会は一人暮らしの高齢者が参画できる社会が近くに無くなってきているということ。
加えて都会は特に、自動化が進んで人工知能(AI)によるロボット化が進むと、単純作業からある程度の定型的な仕事まで人が必要なくなると言われている。
そうすると近い将来、人が働く場所が無くなっていくことと、何かの役に立って働きたいと思う高齢者が増えることが想像できる。
人が何かの役に立って、組織や地域社会と関わっていきたいと思うのは当然のこと。
そういった欲求を満たすような仕事や社会の仕組みを創っていくことが、これからの高齢化社会に備えることの一つの側面だと感じた。
自分もあと20年で65歳となって、その時にどういった仕事があって役に立てる自分がいるのか。
今働いている人たちが65歳を過ぎたときに、どんな仕事や環境を創っていけるのか。
OTSの未来を考えたときに、そういった視点で考えていくことも必要だと感じた。

OTS マーケティング部

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