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【31期の始めに思うこと】

公開日: : 最終更新日:2023/05/17 経営者視点

おはようございます!

 

今朝はどんより曇り空で、9月から引き続き雨模様のスタートとなりました。

雨も日照りもほどほどで、穏やかな秋晴れが来ることを楽しみに期待しておきましょう(^^)/

 

 

【31期の始めに思うこと】

先週末10月1日からOTSの31期が始まりました。

 

つい先日30期が始まって30周年などの行事が行われたと思っていたら、もう31期が始まっちゃいました。ちゃんとやることを整理していかないと、またあっという間に1年が過ぎていきそうです。

 

この31期の最大の課題は、OTSのナンバー1のお客様の移管で1,800坪のスペースが空いてしまうということです。

売上シェアも25%近くあるので、前年比率は確実にマイナスになること必至です。

 

 

大丈夫なのか~~~OTS!!!

 

大丈夫なのか~~~自分!!!

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まあ、正直半年前に解約の話をもらった時は、内心ドキドキで不安と焦りでいっぱいでした。

 

でも、マーケティング部のメンバーや各センターの幹部やスタッフが積極的に新規獲得に動いて、各センターのスタッフが多種多様な新規の仕事を積極的に取り組んできたおかげで半分近い目途が立っています。

 

 

これまでの数々のピンチの時もそうでしたが、今回もいろいろな新しい新規のご相談をいただけています。

 

これは、30年間ファッション物流サービスを続けてきた信用と業界での知名度や関係性もありますが、最も大きい要因は現場でサービスを提供しているスタッフの対応力と様々な貢献があるからだと感じています。

 

 

手前味噌ですが、OTSのスタッフの底力は本当に凄いです! 心から誇れる仲間です!!

 

 

あんまり自慢できる話ではありませんが、OTSでは昔からトップクラスのお客様の移管がありました。その最大のものが12期目のお客様の移管でした。

 

今回と同じような売上規模でしたが、OTS全体の規模が小さかったので売上シェアは4割近くあって、OTS過去30年間で最大の危機でした。

 

その後もトップクラスのお客様の移管は時々あって、その度に一定のピンチになっていました。

 

 

なんで大規模なお客様が他に移管するのかというと、その理由の多くはコスト削減です。

 

OTSでいうとお客様の売上規模が100億を超えてくると、一般的に物流コストは3%~5%くらいなので社内でも目立つ大きな費用となります。

 

特に物流の実態や現場を知らない経営層やコンサルタントが入ると、コスト削減の最優先項目として上がってきます。

規模が小さいともっと現場の声が上層部に届いているので、一方的なコスト削減要求や物流アウトソーサーの見直しにはなりにくいが、規模が大きくなると見事に経済合理性が最優先されるようになります。

 

基本的に選ぶのはお客様なので、最終的にOTSが選ばれないのは致し方ないと思ってきたけれど、こういったファッション業界や大手企業の体質が、近年の業界の低迷に繋がっているような気が最近してきました。

 

それは、大きな売上規模を求めていく姿勢、限りなく利益を追求していく姿勢、経営数値ばかりを重視する姿勢・・・。

 

様々な無駄を省いて効率化・低コスト化を追求してきた先に、ファッション業界に大切な「豊かさ」を失ってきたように見えます。

 

誰かを泣かして、誰かの利益を奪って、誰かの幸せをないがしろにして、どんなに大きな利益を上げても、それは長続きしないと思うんです。

 

だって、そうしている自分たちが一番分かっているから。

その仕事が誰も幸せにしていないということを。

 

目先の売上や利益を追い求めて、これまで培ってきた技術やノウハウを失っていきました。

短期的な利益の代償にした長い時間の中で積み上げてきた価値を、惜しげもなく手放してきました。

 

そもそも、大量のモノを安く提供していくことで大きな収益を上げてきた大手の手法が、中堅中小の企業に通用するものだろうか。

 

改めて、このファッション業界が多くの中小企業で成り立っていることをもう一度見直して、しっかりと地に足の着いた継続していける価値の連鎖を作り直す時期にきています。

 

 

物流に限らず、現場で働く人たちは真面目な人が多いと思う。

毎日商品に触れ、お客様と接して、愚直に役割を全うしている。

 

ときには無理難題もあるけど、そういうときに積極的に頑張って対応することで「ありがとう!」の言葉をもらえる。

現場で働く人たちの多くは、その「ありがとう!」が一番嬉しいという。

 

そんなささやかな何気ない一言が一番嬉しいという人たちが、もっと豊かに幸せにならないといけない。

 

そのためにも、物流やビジネスに対する考え方や思想が大切だと思う。

そういったお客様との仕事を増やして、そうでない仕事は無理に追いかけない。

 

綺麗ごとと言われるかもしれないけど、長く続くビジネスには、そういった支えて来てくれた人たちの努力や想いが宿っている気がする。

 

これからもOTSは『しあわせの経営』を追い求めていきます!!!

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OTSにある7つの委員会のうちの一つ【広報委員会】 私たちは毎月発行の社外報『オープントークス』をはじめ、社内報や企業HP等オーティーエスを内外にアピールする活動を行っております。 オープントークスは、OTS内の6部門が毎月持ち回りで作成しており、皆様に楽しんでもらえる紙面を作るため日夜ネタ探しに奔走しております。 こちらのブログでは、オープントークス作成の秘話や編集後記をメインに、より社外報を楽しんでいただくための情報を発信していきます!

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