皮革品の修理を対応できるように進行しています!
こんにちは!マーケティング部の阿藤です!
OTSでは、海外から入庫した商品を検品、検針を行い、安心して店頭に並べるようになるまでの一連の業務を対応して、多くのファッション企業様に、安心して、できる限りクイックに店舗などに投入できるように対応しています。
その、一連の検査検品業務を行うと、どうしても不良品、いわゆる、B品というものが出てしまいます。
正確には、海外工場ではA品(良品)として輸出されていても、世界一厳しいといわれる日本の基準であったり、消費者クレームになってしまうであろう基準が高いため、前述のようにB品として判別される場合があります。
一般的には、生産本国に返品し、返金することが筋なのですが、海外に返送することはそれなりにお金と時間と手間がかかることになるため、返金対応を行うか、修理、補修して、良品化する方を選択されるお客様(ファッション企業)が多くあります。
OTSでは昔は修理専門業者様に依頼することが多いのですが、OTSでも専門修理工房を創設して、いまではほぼ全てのOTSのお客様の修理品を請け負うことになりました。
ですが、ここからは修理の業界というか商品特性の違いがあり、単に修理行っても、アパレル衣類品はしっかり対応できても、皮革製品は、その動物の革といった大きな特性の違いがあり、
つまりは、OTSではアパレル衣料品のほとんどは対応できていても、皮革製品はお断りするか、専門業者様に依頼するという方法をとっていました。
もっと詳しく話すと、『革小物(バッグや財布など)』と『靴』と、皮革製品でも、さらに2つの分類に分かれています。
この、『革小物(バッグや財布など)』の要望がまだまだあるので、OTSの修理担当者から、社内提案があり、『もっと技術を学んで革小物を対応し、もっとお客様に喜んでもらいたい!』といった熱い希望が社内幹部に伝わり、この度、チャレンジすることが決定しました!
革の素材の特性や、アイテムの製造背景など、衣類以上(といっていいのか?)に奥が深く、知れば知るほど、その難易度の高さに思い知らされることもありました。
特に、皮革製品は、どちらかというと、メンテナンス、再生加工の分野では衣類よりも業界として進んでいるのですが、当社でいう、新品の不具合を直すとうことは、また別の観点での難易度もありました。
ですが、今までのお付き合いのある方々に色々と相談していくと、様々なアドバイスをいただけ、また、『日本皮革製品メンテナンス協会』という協会にも出会うことができ、入会もさせていただきました!修理担当者は、別でも製品の講習会なども積極的に参加して、今までわからなかった、見えていなかった分が、よく見え、分かるようになってきています。
現在では、まだトライアルではありますが、お客様のご協力もあって、修理不可品と判別された商品を試しに修理させていただいています。
その結果、今までは、ご依頼に対してその8割を修理不能としていましたが、
それが、5割、4割と改善できるようになりました!
そこには、いままで独学で買い揃えていた、工具や塗料などの部材から、より専門性のある、商品特性にあった部材に出会うことができたり、サンプル商品を見ながら、見地のある方から見解をいただいたことで、より確かなアプローチで修理に臨めるようになったことがその理由です。
まだまだトライアルではありますが、確実に『革小物製品』の修理ができるようになると思います。
そこには、ご支援いただける方と、当社担当者の熱い想いがそうなったのだと思います。
ワクワクします!
OTS マーケティング部
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