「ロジファースト」って?
公開日:
:
最終更新日:2023/05/17
ファッション物流, ファッション業界(業界情報), 小橋重信
物流業界のシュウゾーこと小橋です。
先日 中小機構が開催するEC Campセミナーに行ってきました。
オムニチャネルから、VR、AI・・・
さらには越境ECと、盛りだくさんの内容でした。
そのなかで今回は越境ECに絞って聞いてきました。
ひとことで越境ECと言っても、
欧米向けから中国向け・・・
プラットフォームへの出品から自社サイト構築、
配送などのバックヤード含めた物流、
さらには海外企業との契約・・・などなど、大変だなと感じました。
昔の小売業と比べて、
今はIT含めてバーチャルでの戦略からグローバル戦略など
選択肢が増えたとも言えますが、
本当に大変な時代になったなと感じます。
その中で、今回のキーワードは、
「ロジファースト!」
正確に言うと、ロジスティクス・ファースト=物流優先です。
「ユーザーファースト」と言うキーワードはアマゾンなどでも有名だし、
顧客視点の考え方は、だれもが周知のことだと思う。
でも、
「ロジファースト」…この言葉を聞いたのは、ある物流セミナーだった・・・
その講師は、株式会社フレームワークスの代表である秋葉社長。
「IoT時代のロジステックス戦略」 幻冬舎
「オムニチャネル時代を勝ち抜く物流改革の教科書」 幻冬舎
・・・などを書かれており、
秋葉社長の講演をお聞きした時に、
「その通り!まさにこれだこれだ!」
一番前の席で大きくうなずいていた。
講師の秋葉社長も、
なんだこいつ?・・・と思われたのではと思う(失笑)
以前ブログでも書いたが、
「物流は大切!」 だとか 「これからは物流が重要だよね!」 とか言われながらも、
本当に物流の大切さをわかってるのか?
もしくは、大切だと思うなら扱い方が違うよな?
と感じることが多々ある。
さすがに、昔と違って下請け的に扱われることは少なくなってきたが、
物流への関心度や扱いはまだまだだと感じる。
特に、ファッション業界は他業種と比べても物流が語られる機会が少ない!
今やあたりまえとなったオムニチャネルを実現するには、
リアルとバーチャルをつなぎ、
ユーザーの欲しい時に、欲しいものを、欲しい場所に届けるには
物流(ロジスティクス)は重要だし、
あらゆるモノがネットでつながるIoTの時代に、
物流は単なるモノを運ぶだけでなく多くの情報をもって、
顧客満足を実現するには不可欠である。
まさに、
「ユーザーファースト」には、「ロジファースト」があってこそ実現する!!!
どう思われます?
そして、もうひとつロジステックスにおける今後の課題をあげると、
ロジファーストの実現には、昔のように倉庫と人と車があればモノが流れた時代と違い、
あらゆるチャネルやディバイスでの顧客接点や、情報をリアルにつなぎ合わせる必要がある。
その仕組みを大手企業だけでなく、
中小企業もこれからの時代にむけて構築する必要があるが、
複雑化し、莫大な投資も必要となるため、
どれだけの企業が、その仕組みを構築できるのだろうか?
ほとんどの企業が指をくわえてみているだけ・・
そこで、二つ目のキーワードが
「ロジスティクスを競争領域から協調領域に!」
今後のIoT時代に生き残っていくには、
さらには、ヤマトの問題含め物流が抱える課題を解決するには、
もはや、物流はインフラとして全体最適を、企業間の垣根を越えてつながる事が必要だと感じる。
・・・このことについては、また。
次回のブログでお伝えしますね。
今回も暑苦しいブログを最後まで読んでいただきありがとうございました!

OTS マーケティング部

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