性悪説と性善説
こんにちは、業務改善担当の阿藤です。
突然ですが、私には1歳6ヵ月になる息子がいます。
現在保育園通いで、
自分で歩けて、登れるものにはドンドン登っています。
興味のあるものは、手に取って
どんどん、口に入れています。
自分としては、間違って飲みこんでしまわないか不安になり、
小さいおもちゃは全て片づけてしまいました。
そこで保育園からアドバイスを頂いたのですが
『子供はきちんと教えてあげれば大丈夫になる』
ということでした。
少しでも危険なものを取り除くより
触れさせて学ばせることで成長を促す、ということが
自分の反省で、学びでした。
相手を信じなく、リスクを排除する性悪説と
相手を信じ、成長で改善する性善説があると思いました。
実は、物流業務の構成や、業務改善を行うことにも
このことは通じていると思います。
人間は必ずミスを起こします。
ミスを防ぐためにはチェックを増やすことが、
対策の多いパターンです。
リスクに対して、フィルターを設置(増設)する方法です。
もしくは、そもそも、該当の作業を人間にさせない、
リスクを排除する方法があります。
※例えば、個人情報の記載のある帳票を持たせないなど
上記2つの代表的な方法は
性悪説にあたると思います。
表現を変えると、『人間はミスをすることを理解する』ことになります。
逆に、性善説の改善方法はなんでしょうか?
個人的見解ですが、『信じる』ことがポイントだと思います。
また、リスクに対しては、影響の少ないリスクは許容し、
さらには、ミスが発生した場合は、しっかりとフォローすることに責任をもち
安心させることだと思います。
両者を比較してみますと、
性悪説は、方法が明確で、誰でもわかりやすい方法なので、周りの理解も得やすいです。
しかし、ミスが重なれば重なるほど、例えばチェックが増えていき、
気が付いたら、チェックのために作業をするような・・・
つまりは、なんとなく、つまらない仕事につながっていく感じがします。
※頑張っていることは褒められずに、間違えるとすごく怒られるような
閉鎖的な空間・・・
逆に性善説は、方法ややり方も人それぞれで、時には方法も不明確、
周りの理解も難しい場合があります。
でも、仮に、『少しミスをしても守ってもらえるので、色々と挑戦できる』としたら
自分自身で色々な方法を考えてくれるようになり、結果、ヒトの成長につながることだと思います。
何が言いたいかというと、
何か問題があると、性悪説的な方法になりやすいのですが、
時間が経つにつれて、その物流現場はどんどんつまらないものになっていることが感じています。
自分でも明確な答えがでていないのですが、
プロセスは違えど、成果が同じであれば、
いわゆる性善説的な方法で改善をしたいと思っています。
失敗も成長
失敗を恐れないこともチャンス
目の前改善ではなく、
数年後に成長を楽しめる物流現場を実現したいと思っています。

OTS マーケティング部

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