【アメリカ出張旅行記②】
先週に引き続き、アメリカ出張報告の第2弾です!
今回の視察旅行は、繊研ファッションビジネス懇話会での仲間が中心で、現地の視察を年に数回行っている方の引率で伺ってきました。
しかし、それとは別に当社のお客様のご友人がニュージャージー州でファッション物流業を経営されているということで伺ってきました。
ちなみに、その会社があるニュージャージー州バーゲン郡はニューヨークのすぐ隣で、マンハッタンからは車で30分程度の近い場所にありました!
訪問したバーゲン・ロジスティクス(BL)社の詳細は下記のHPで確認して下さい。
ちなみに、当たり前ですが英語のHPです。
http://www.bergenlogistics.com/
マンハッタンは世界一の大都市でも30分も走るととても長閑な郊外の風景が広がっていて、東京からいきなり北海道の田園風景に入るような感覚です。
このBL社に訪問して、まずはその大きさに目を見張りました。
本社のある物流センターが1棟で約2万坪ほど。
拠点は西海岸とヨーロッパにもあって、合計6万坪ほどのスペースを保有しています。
規模に関しては確かに大きいスケールでしたが、それ以上に驚いたのはその事業のターゲットと機能でした。
OTSと同じようなミドル~アッパーゾーンのファッションアイテムをメインターゲットとしていて、単品管理でより細かな対応をしています。
普通、物流業では商品の価格よりも物量を重視して、より売上に貢献できる商材を選びます。その方が種類少ない分業務内容も単純で標準化しやすいから。
それをあえて高単価の商品に絞ったサービスを展開しているところが、OTSと共通のイメージを持ちました。
加えて、運送に関しても自社では持たずに、外部パートナーとの協力で行っているところも同じでした。
当然、日本よりもECが発達しているので、EC物流もしっかりと対応している。
更にOTSよりもマテハン関係が活用されていて、自動ソーターやベルコンなどの設備が充実していた。
これは、全体を十分に視たわけではないので想定も含まれていますが、十分なスペースを有する環境の中では、場所を固定してしまうマテハン類が邪魔になることがなく、その自動化の分多くのスタッフを抱えずに済む費用面でのメリットやリスク軽減を考えてのことだと思われます。
これらは、これからのOTSでも参考にできる部分であり、少子化などによる人口減少を迎える上での対策として考えていけそうです。
今回は確認できませんでしたが、QC関係のサービスについて、現地よりも日本国内でのニーズが強いためか、あまり設備や環境面、話題でも上がらなかった。
一部で対応している可能性はあるが、X線検針器などはなかったと思われる。
今後の可能性として、お互いのシステムをデータ連動することができれば、共通の顧客やブランドに対して国をまたいだサービスが提供できることになる。
彼らのシステムはWeb環境でのクラウド化が進んでいるようで、データの受け渡しもスムーズにできるようになっているとのこと。
具体的に北米やヨーロッパでの物流拠点を求めているお客様がいれば、取引形態はどうあれ連携した対応は可能になると思われる。
年内には一度日本にも来てOTSを見学する予定なので、改めてそういった可能性を探っていければと思います。
今回、アメリカ視察でこのバーゲン・ロジスティクス社を訪れることが出来たことには、本当に不思議なご縁を感じました。
お客様からのご縁であることもそうですが、地球の反対側に近いところで、ここまで似たようなビジネスモデルを展開している企業があること、それがお客様からのご紹介でお会いできたことも、不思議なご縁を感じさせた理由です。
インターネットやSNS、越境ECなどの普及で、意図していなくても世界との繋がりができ始めている近年の状況で、この出会いが両社とその顧客にとって更なる発展に繋がるような予感を感じています(^^)v

OTS マーケティング部

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