【モノを捨てない社会】
公開日:
:
最終更新日:2023/05/17
カイテン倉庫
おはようございます!
先週末、3月11日は東日本大震災から6年目の一日でした。
多くの人が14:46に黙とうをしたりして、思いを馳せていたのではと思います。
防災のことをもう一度考えてみるきっかけの日ではあるけれど、もっと日常的に防災のことや準備を考えてみた方がいいとも感じています。
『モシモ』ではなく『イツモ』起きると思って、できることを行動していきましょう!!
【モノを捨てない社会】
日本にはいろいろなモノが溢れています。
ファッションや洋服でも新品から中古品まで、世の中にいろいろなものが流れています。
企業もたくさんの商品在庫を抱えて消化に苦労していたり、個人でもタンス在庫と言われる着ない洋服が家の奥に眠っていたり。
OTSでもいろいろな商品を扱っていて、ほんの一部ですが残念ながら廃棄という結果になってしまうものもある。
ブランド価値を維持するために致し方ないとは言え、実際に商品を扱っているスタッフ達にとっては、何とも言えない遣る瀬無さを感じさせられる場面です。
それ以上に、実際に物作りに携わっている人達が最も辛く見たくない場面かも知れません。
実は今、OTSも出資して一緒に取り組んでいるリサイクル事業があります。
物流業界の友人である(株)ウインローダーの高嶋民仁社長が、2004年から事業展開しているエコ物流サービス『エコランド』のリユース・リサイクル事業を分社した『リサイクルリンク』という事業です。
このウインローダー社は循環型物流をビジョンに掲げて、エコ物流『エコランド』という事業を展開しています。
「いらない人とほしい人をつなぐ架け橋」となって廃棄物を極力出さない新しい物流のカタチ。
モノが溢れた日本の社会がこれから必要とするモノの流れとも言える。
調達物流から販売物流のその先にリユースやリサイクルの流れをつなげて、最終的に捨てるモノを最小限にしていく。
日本でリユースできないモノは、海外に輸出してでも欲しい人とつないでいく。
元々、このウインローダー社は家具の物流を得意としていて、その納入の際に引き取る家具のリユースから始まった。
日本国内ではほとんどの中古家具は廃棄されていて、ほんの一部が東南アジアなどの国外に輸出されている現状。
このリサイクルリンク社でもフィリピンやタイに輸出をしている。
この中古の家具をコンテナ入れて運ぶときに、家具特有の空間がたくさんできる。
その空間を上手く利用して雑貨や洋服などのリユース商品を一緒に運べないかと考えた。
同じお金をかけるなら、廃棄するよりもまた使ってもらえる道を探りたい。
本当はタダでもあげたいくらいだけど、送料などの費用を賄えないと事業が続かない。
今はまだまだ十分な利益が出せてはいないけど、資源が少ない日本でモノがたくさん破棄されている現状を知って、何かできることはないか考えて取り組んでいます。
世界に目を向けると、限りある資源を日本のような先進国が大量に消費して、余ったモノやまだ使える中古品を大量に廃棄している。
そんなことを続けていたら、資源が枯渇して次の世代に大きな禍根を残してしまうことになる。
目の前の売上や利益も大切だけど、経済を優先して何事も考えて判断していると大切な真理を見失ってしまう。
これからは、よりいいモノを作って売ることと同時に、よりモノを無駄に捨てないことが価値になると感じる。
必要以上に多くのモノを浪費しない社会。
限りある資源を有効に無駄なく使っていく社会。
一つのモノを大切にしていく社会。
昔から言われる『もったいない』の精神が、改めて必要だと感じます。

OTS マーケティング部

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