*

サスティナブルファッションについて

SDGsへの取り組みが世界的に広まる現在、「サスティナブル」という言葉も浸透してきて理解が深まっていますよね。
アパレル業界においても、「サスティナブルファッション」への取り組みは近年広がっています。

サスティナブルファッションとは?

「サスティナブル」は直訳すると「持続可能な」という意味です。つまりサスティナブルファッションとは「持続可能なファッション」となり、私たちが着用するだけでなく、生産から廃棄までのすべての工程において環境へ配慮しようという取り組みを指します。
ファッション業界は製造や廃棄にかかる環境負荷が非常に大きい産業となっており、世界的な問題となっています。
環境負荷の問題だけではありません。2013年にバングラデシュで起きた縫製工場ビルなどが入った商業ビルの崩壊事故は、死者1,000人以上、行方不明・負傷者あわせて3,000人以上と、業界史上最大の事故ともいわれています。事故原因はずさんな安全管理でした。
ファストファッションの流行により大量生産・廃棄を短いサイクルで繰り返すため、製造する発展途上国の工場の従業員は厳しい労働環境のなかで働いており、低賃金や長時間労働、児童労働などが問題となっています。

衣類1枚を作るのにどれくらいの資源が使われている?

衣類を生産するために、まず素材としてコットンなどの天然繊維やポリエステルなどの合繊繊維が使用されます。
綿の栽培時や染色時に大量の水が使用され、さらには化学肥料などによる土壌汚染の問題、合成繊維の場合は石油資源の大量使用や工場でのCO2排出などの問題があります。
他にも素材として動物の皮革や毛皮が使用され、多くの野生動物が犠牲となっており絶滅の危機に瀕しています。
環境省によると、原材料の調達から製造段階までに排出される環境負荷の年間総量は、CO2排出量 約90,000kt、水の消費量 約83億㎥となっており、これは衣類1着に換算すると、CO2排出量 約25.5kg(500mlペットボトル約255本)、水の消費量 約2,300l(浴槽約11杯分)にも相当します。
このように衣類の生産には大量の水や石油資源が使用され、生産過程で余った生地もたくさん廃棄されています。

衣類が販売され私たちが購入したあとの行方

衣類が生産されたあとは商品として店頭に並べられたりオンライン上にアップされ、購入して着用しますよね。
国内における供給量は過去30年で増加していく一方、衣類一枚あたりの価格は年々安くなっており、市場規模は下降傾向にあります。
これはファストファッションの流行による大量生産・大量消費も要因のひとつとなっており、環境省のデータによると一人あたりの購入枚数は年間平均約18枚、手放す枚数は約12枚、着用されない枚数は約25枚にものぼります。このことからも、私たちは毎年多くの衣類を手放しているということがわかりますね。
手放した衣類はおよそ3割はリサイクルに回されますが、7割はゴミとして廃棄されています。

私たちができるサスティナブルファッション

さまざまな環境負荷があることを理解はしたものの、私たちは具体的にどうサスティナブルファッションに取り組めばいいのでしょうか。
購入して着用する消費者、生産し販売するアパレル企業それぞれ見ていきましょう。

まずは消費者として、
①購入前によく考える
本当にその服が必要なのかどうか、長く着ることができるのか、似たような服が家にないか、よく考えてから購入するようにしましょう。安いから、流行ってるからとりあえず買っておこう、そのうち着るだろうと思って深く考えずに購入しても、結局着なかったり1シーズンで必要なくなったなんてことになりかねません。
②1着を長く大切に着る
長く大切に着るために、質の良い物や流行に左右されないデザインを選ぶようにしましょう。思わぬ汚れやシミ、ほつれが出来てしまってもすぐには処分しないでお直しやリペアをして1着を大切に着るように心がけましょう。素材に合った洗濯やケアをすることも大切です。
③ゴミとして処分するのではなくリサイクルやリユースする
自治体や街のスポットだけでなく、ショップでも着なくなった衣料品の回収をおこなっています。ゴミとして捨てるのは簡単ですが、できるだけ資源回収に回したり、フリマアプリやリサイクルショップなどを利用してリユースを心がけましょう。

次に企業としては何ができるのでしょうか。
①長く大切に着られるような商品企画を行う
流行にのった商品はその時は売れるかもしれませんが流行が終わると売れなくなります。消費者が長期間着られてすぐに手放さないような商品を企画し販売するようにしましょう。サブスクリプションの導入などもセールや売れ残りの減少につながります。
②環境に良い素材を使用する
農薬を使用しないオーガニック素材や再利用素材を積極的に使用したり、動物の皮革や毛皮は過度な利用を避け、できるだけ生態系を壊さないように心がけましょう。
③消費者がリサイクルやリペアしやすい環境を
着なくなった衣類の回収やリペアできる窓口を積極的に設けて、消費者が廃棄してしまわないような環境をつくりましょう。

サスティナブルファッションについて関心はあるけど、どう取り組んでいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
これを機に、私たち一人ひとりがアクションを起こしてファッションを楽しみましょう!
オーティーエスでは、カイテン倉庫サービスを通しサスティナブルな企業活動のお手伝いもしております。
もし、ご興味のある方は是非一度お問合せいただければと思います。

The following two tabs change content below.
OTS PR

OTS PR

「物流からファッション企業を元気にしたいんです・・・」 それって、おせっかいだなと感じます。 でも、そのおせっかいをまじめに、本気で取り組んでいます。 ファッション企業だけに、創業から30年以上多くの企業の物流をサポートしてきました。そこで関わる中で、「もっとこんなことができればと思うんです」 皆様のお役に立つ情報を物流視点から発信いたします。

お気軽にお問い合わせください

物流・倉庫でお困りならお気軽にお問い合わせください。

03-5605-5515

平日 9:30~18:00

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

関連記事

いまさら聞けない??百貨店納品するための5つの方法

OTS マーケティング部 OTS マーケティング部

記事を読む

【物流を始めたい方必見】レンタル倉庫を借りる方法や費用を解説

OTS PR OTS PR

記事を読む

在庫消化のお手伝い

OTS マーケティング部 OTS マーケティング部

記事を読む

センター応援

OTS マーケティング部 OTS マーケティング部

記事を読む

3PL

3PL(サードパーティーロジスティクス)とは?物流業界でのメリットを解説

OTS PR OTS PR

記事を読む

  • facebook
  • feedly
  • livedoor
  • rss
【オーティーエス】2025卒会社説明会開催中

ファッション物流のオーティーエスでは、2025卒向けの会社説明会を開催

不動在庫(デッドストック)がもたらすデメリットと対処法

【在庫の重要性】 在庫は企業活動において非常に重要な要素です。そ

オムニチャネルとはどんな戦略?メリットを解説|成功事例も紹介

実店舗での販売はもちろんのこと、ECサイトへの出品や自社サイト

物流業とは|運送業・倉庫業との違いや今後の課題と対策を解説

物流業は商品やモノをエンドユーザーの手元に届ける重要な役割を果

【物流関係者必見】倉庫業法の違反事例や登録基準を解説

物流事業を支えるうえで欠かせないのが物流倉庫です。荷物を保管す

PAGE
TOP