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おしゃれオヤジ必見!イタリアアパレルのマメ知識

Galleria_vittorio_emanuele_ii_02   こんにちは!ファッション品質アドバイザーの阿藤です。   今回は、OTSの品質管理チームのスタッフのブログを紹介します!   イタリアなどの高級アパレルを愛用している方は必見! 国が違えば、風土も文化も違う・・・   そんな違いがある中、 基準が世界一高いといわれる日本で販売するためには 裏方でいろんなことが繰り広げられています!   オシャレかっこいいオヤジの皆様(?)には とっておきの情報です!   だって、文化の違いが染色技術にでていて、 それが、デザインに反映されているなんて、 モテそうな雑学じゃないですか??(笑)

染色堅牢度とは??

今回は製品クレームにもよく登場する、 染色堅牢度についてのお話です、   染色堅牢度とは   「染料で染色された生地のいろいろな作用に対する染色の耐久性、抵抗性のこと」 簡単にいえば色落ちのしにくさの事です。 1~5級の数値で   ○級とか○-△級といった表現で変退色と汚染(色移り)を表現します。 1級が一番悪い状態で数値が上がるほど良い状態を表しています、   最上位が5級で5級が最も良い状態です。   当社では現在、数社のインポートメーカーと取引があり、 そのインポートブランドを扱っている各社の悩みのひとつに 染色堅牢度の弱さ色落ちの問題があります。   原産国ではイタリア製がもっとも入荷数が多いと思うのですが、 そのイタリアと日本の違いについてお話ししたいと思います。 イタリアと日本の相違点 ・気候 ・水  ・染色の技術と考え方  大きく分けると以上の3点です。

気候

最初に気候ですが ヨーロッパは夏でも乾燥して、からっとしているので 暑くても乾いているからあまり汗をかかない、 日本の高温多湿の気候と比べると湿度が低いため イタリアの染色は染色堅牢度を日本のようにあまり気にする必要がないのです。 国によって衣生活は気候にかなり影響されますね。

次に水です染色は水が重要になりますが、 ご存じの方もいると思いますが水には硬水と軟水があります、   水分中のミネラル分量(マグネシウムとカルシウム)の多いのが硬水、 少ないのが軟水です、ヨーロッパや北米はおおむね硬水で日本は軟水です。   染色では硬水は色の発色はいいのですが染まりにくいのです、 逆に軟水は色の発色はよくないが染まりやすいという性質があります、   イタリアは硬水なので染色堅牢度が悪くなってしまいます。 また洗濯でも硬水は洗剤が溶けづらく泡立ちもよくありません、 従いまして汚れが落ちにくいです、 軟水はその逆ですから洗濯には日本の軟水の方がずっと洗濯に向いています。     ちなみに硬水は洋食に向いていて軟水は和食向きです。 う~ん、硬水はミネラルウォーターで飲むには体にいいが、ちょっと扱いにくい水ですね。

染色の技術

最後に染色の技術とその考え方についてですが、 ヨーロッパと日本では染色で求めているものが違います、 日本は染色堅牢度を優先します、 しかしそれを強く求めれば発色が悪くなってしまいます。   ヨーロッパは染色堅牢度よりも鮮やかな発色の色彩が重要であると考えています。 そのような染色に対する考え方の違いは、 例えばイタリアだとイタリアは温暖な気候のラテン民族の国で、 感性が豊かでデザインや色彩感覚に優れていますが、 お国の気質柄か生地や洋服作りにやや甘いところがあります。   染色工程では染色後に実施する後処理(染色堅牢度を上げる加工) が十分でないものが多いのも事実です。   以上の様に、 それぞれの国の風土や文化の違いが洋服の染色に出ていて、 インポート製品を扱う上での難しさがそこにあるように感じます。

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阿藤 貴彦

阿藤 貴彦

ファッション物流改善アドバイザー株式会社オーティーエス
1981年群馬県生まれ。新卒入社でOTSに入社し約10年勤務。 ジュエリー、インポートアパレル会社の業務を5年間担当、その後、現在のマーケティング部営業企画室へ。業務担当の経験を生かして、大手ジュエリーブランド、大手セレクトショップネット通販等の新規立ち上げの担当や新規物流の提案を担当、社内販促の担当も兼務。 物流技術管理士(社)日本ロジスティクスシステム協会認定
阿藤 貴彦

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