物流ってすごいかも・・・・
公開日:
:
最終更新日:2014/12/11
ファッション物流, ファッション業界(業界情報), ネット通販, ジュエリー物流 物流, BtoB, BtoC, アパレル, ファッション業界, ネット通販, ロジスティクス
こんにちは、物流会社マーケティング部の小橋です。前回物流ってすごいかも・・ベスト5をお伝えしましたが、どうでしたでしょうか。すこしは、物流に興味をもってもらえましたでしょうか。
そこまで物流にこだわるのは、ひとつ理由があります。以前アパレルで働いていた時には、物流にはまったく関心がなかった事は、前回もお話しましたが、アパレル業界そのものが
物流に対して、重要視していない・・・そんな事を感じる出来事があったからです。
それは。今の会社に入社して1年目の時の事、ある大手アパレル会社の物流責任者にアポが取れ訪問した時です。名刺交換するとすぐに担当者から「物流会社なんてどこも同じ、料金だけ安ければいい」・・・。その後も、コンペといえば、簡単なRFPをもとに数社での料金比較だけでの勝負。正直へこみました。たしかに、物流費は経費として安い方が良いに決まっているけど、それ以外の価値を生み出すことはないの?
そこから物流について学び始めました。
物流のできる事、物流が荷主企業に貢献できるのは、
経費としてだけでなく、荷主の売上やその先のお客様(消費者)の満足につなげることができないか・・・。すると物流の可能性が見えてきました。
そこで今回は、「物流のレベルの高さと業績の良さは比例する!」そんな事についてお話します。
実は、ある研究で複数の企業に物流(ロジスティクス)のレベルを調査したところ、レベルの高さと経営成果には相関関係があり、逆を言えば、物流レベルの低いところは業績が良くないとの結果でした。
物流費が増える原因のひとつに在庫があります。特にアパレルの場合 正規の値段で販売されるプロパー消化率や、在庫回転率が悪化することで、無駄な返品や、在庫移動さらには、在庫維持費がかさむ事になり、総資本利益率(ROA)やキャッシュフローにまで影響してきます。
物(製品)が作れば売れた時代は、お金の流れ(商流)が重要視され、雑誌、テレビコマーシャルなどを使ってどう売るかを各社が競っていました。それが、物があふれ飽和状態のいま、
必要な物を、必要なときに、必要な量だけ、必要としている場所に届ける物流の考え方が求められるようになってきたからだと思います。
さらに、ネット通販の市場が拡大していく中で、直接消費者に届ける物流には、コストだけでなくサービスとしてどうあるべきかが問われていると感じています。そのため、物流(ロジスティクス)が企業の経営力に直結しているといっても過言ではないと感じています。
今回も、少し重い話になりましたが、物流の大切さを少しでも感じてもらえればと思います。
最期まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回からは、もう少しラフな話も交えてお話できればと思います。

小橋重信

最新記事 by 小橋重信 (全て見る)
- 物流ってすごいかも・・・・ - 2014年12月11日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
-
-
OTSへの期待を十二分に発揮できるように活動をはじめました!
OTS マーケティング部
-
-
エンドユーザーに商品をおとどけするために:上
OTS マーケティング部
-
-
エアークローゼット到着しました!
OTS マーケティング部
-
-
【リユースビジネスの現場を見て】
OTS マーケティング部