【できることは助ける、できないことは相談する】
公開日:
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最終更新日:2023/05/17
経営者視点
おはようございます。
ボクは10/8、社員の結婚披露宴に出席させて頂いて、しあわせのおすそ分けと美味しい料理をいただいてきました!(^^)!
とっても綺麗で華やかでしあわせたっぷりの時間でした(^^)/
近年、披露宴を上げないカップルも多いと聞きますが、人生にそう何度もあることではないので、やっぱりできればやった方がみんなのためにもいいと思います!
それでは今週も元気に楽しくいきましょう!(^^)!
【できることは助ける、できないことは相談する】
日本に自殺希少地域(自殺で亡くなる人が少ない地域)がある。
そこに暮らしている人達に触れて感じたことが書かれた本を読んだ。
『その島の人たちは、人の話をきかない』森川すいめい著(青土社)←クリックするとAmazonへ
その中の一節で『できることは助ける、できないことは相談する』という、その地域の人たちの習慣や仕組みの話があった。
今の日本ではこのことが少ないようだ。
「そんなことはない、日本人は親切だし、困っている人がいたら助ける人がいっぱいいる!」
そんな風に思っている人も多いと思う。
ボクもそう思っていました。
でも、最近の日本人でよく聞くのは、
「困っている人がいたら親切に助けるのだけれど、いざ困りごとが大きくなると他に相談してと言ってしまう。」
よく役所や大企業などの対応で聞く話で、難しい話や先例がない話などがたらい回しにされることも同じ。
みんな自分の仕事や生活に一生懸命で、他の人のことは構っていられないのが正直なところなのかもしれない。
でも、人として優しくありたい、困っている人は助けたいという気持ちもある。
そんな時、『できることは助ける、できないことは相談する』がいろいろな問題の解決に繋がる気がする。
多分これができていると、本当に困っている人が孤立しないことになって、自ら命を絶つ人が少ない状態に繋がっているのかもしれない。
これらの地域の特徴で興味深いものがいくつもあった。
・あいさつをする:小さい子供までもほとんどの人がする
・人間関係は疎で多:緊密な関係は少ない
・家の鍵はかけない:外泊するときは鍵をかける
・ベンチがある:人が会話をするところ
・トイレが借りやすい:人の家に勝手に上がれる
・困っている人は、今、即、助ける
人と人が寄り添って緊密な関係の癒しの世界のようなイメージとは程遠く、適度な距離感で自分を持っている人達が、何か事があった時にこぞって助けてくる。
そんな地域が日本にあることが少し驚くと共に嬉しかった。
この本を読んでいて、会社という組織の中でも同じことができると感じた。
より現場に近いところで、一人ひとりが孤立しないように、何かあった時に助けられる。
できることはその場ですぐ対応して、できないことは他の人や上司、他部署にも相談する。
ミスや問題が起きないために、仕組みやルールを作って徹底すると同時に、必ず何かがあるという前提の中で臨機応変に対応できるチームや個人を備えておく。
最後に、この本を読んでいて、効率化が生み出す不幸をいうものを感じさせられた。
OTSのような物流の仕事は、当然効率化を目指していく部分が必要だが、人と人の関わりや本当に現場で起きている問題などは効率的に処理や解決をしようとすると無理が起きる。
今、市町村などの合併で起きている問題の多くは、そういった地域運営の効率化が元になっている。
現場の声が届かない意思決定は、多くの場合間違いにつながる。
改めて、これからのOTSに活かしていきたいと思います。

OTS マーケティング部

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