【新卒採用におけるインターンシップの役割】
管理部人事担当の金光です。
今回が初めてのブログですが、オーティーエスを人事の面から紹介できればと思っています。
今回書かせていただくのはオーティーエスの新卒採用活動についてです。
2017年卒者の有効求人倍率は1.74と高水準!
母集団の形成から内定辞退対策など、どの企業様も人材の確保のために様々な工夫を凝らしているかと思いますが、オーティーエスでは一風変わったインターンシップを実施しています。
採用という仕事に係わっていない方にはあまりなじみがないかもしれませんが、最近の新卒採用には、このインターンシップが必ず付き物となっています。
建前的にはインターンシップは採用とは関係のない企業の社会的責任の一環ということになっていますが、実情は多くの企業が採用市場のスタートする前の段階で、学生の皆様と良い関係を構築し、少しでも多くの志望者を囲い込んでおこうとあの手この手のインターンシップを開催しています。
そのため通常インターンシップは採用選考に入る前の段階に行われます。。
こちらがオーティーエスの新卒採用選考フロー
そう!選考途中(最終面接の直前)にインターンシップがあるんです!
ちょっと変わっていると思いませんか?
オーティーエスはこのやり方を長年続けてきているんです。
どうして?なんのために?学生の早期囲い込みという大事な目的に合わないよ!?
そのとおりです。
オーティーエスのインターンンシップは、そこを目的としていません。
目的としているのはズバリ「入社後のミスマッチの解消」です!!
入社3年後には新卒就職者の1/3が離職するといわれています。
せっかく新卒という就職業界最強のカードを持って就職したのに、3年後には多くの方が会社を去っていくというのは、双方にとってあまりに悲しい現実です。
そんな状況を少しでも改善するために選考途中のインターンシップを導入しました。
学生には一次面接を通過し、残るは最終面接となる段階で、最低二日間の職場体験をしてもらいます。インターンシップ中に学生はオーティーエスの真の姿を間近から見ることになります。
会社説明会や採用面接時に、なるべくフラットな姿勢で会社について語っているつもりですが、会社内部の人間が話をするため、どうしても会社の良い部分を強調してしまいがちです。
しかし悪い部分が一つもない会社というのは存在しませんし、そもそも「いい部分・悪い部分」というのは人それぞれで、「わが社は~です」と誤解なく相手に伝えることは非常に困難です。
そのため入社後に「聞いてなかった」とか「聞いていた話と全然違う」なんてことが起きて、早期離職につながってしまうのではとオーティーエスは考えました。
そのミスマッチを解消するためには、学生本人の目でじっくりとオーティーエスを観察していただくのが一番です。
あまり自慢するような話でもありませんが、インターンシップ用の特別プログラムを用意しているわけではありません。
現場で働いている大勢のパートさんの一員として、普通に物流業務に従事していただくことになります。
現場担当の社員も当然フォローはしますが、必要以上に特別扱いしないようにしています。
これはあくまでもお互いのため。
普段の会社の本当の姿を学生の皆様に見せることが、ミスマッチを防ぐ一番の手段だと考えています。インターンシップを終え、最終面接に進むかどうかはご本人の判断にお任せしています。
一次面接と最終面接は会社が学生を選考にかけますが、インターンシップは学生がオーティーエスを就職したい会社かどうか見極めるためのステップとなっているのです。
学生の皆様にとってもオーティーエスにとっても少々手間と時間のかかる方法ですが、納得していただいた学生が最終面接へ進むこの方式にしてから直近3年間で内定辞退は1件となっていますし、三年離職率も一桁%台となっています。
この採用難な状況は今後もしばらくは続いていくと思われます。
他社様の動向や、学生の動きを見据えて、これからも様々な形の採用活動を行っていければと考えています。
OTS マーケティング部
最新記事 by OTS マーケティング部 (全て見る)
- 皮革品の修理を対応できるように進行しています! - 2020年5月22日
- 健康経営と新型コロナウィルスへの対応 - 2020年5月8日
- 【えるぼし認定「3」取得!!】 - 2020年1月20日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
-
【ニューズレター7月号紹介】インハウス研修特集&新入社員紹介
OTS マーケティング部
-
この街でオーティーエスができること
OTS PR
-
健康経営と新型コロナウィルスへの対応
OTS マーケティング部
-
【大人の遠足~TAKAOに行ってきました!】
OTS マーケティング部
-
【OTS全社研修が始まりました!】
OTS マーケティング部
- PREV
- 【備品管理も重要な総務業務の1つ】
- NEXT
- 【360度フィードバック:その2】