ファッション品質の資格が求められています
公開日:
:
最終更新日:2023/05/17
ファッション業界(業界情報), 品質管理修理 繊維製品品質管理士, TES, ファッション資格
こんにちは、ファッション品質アドバイザーの阿藤です。
OTSは古くから欧米を中心とした
いわゆるインポートブランドを
安心して日本の店頭に並べることができるまでの
その多くのサービスを提供しています。
具体的には、
・検針などの異物検査
・汚れ、キズなどの外観検査
・日本の基準、慣例に適した品質表示のチェック&アドバイス
つまりは、海外の基準と日本の基準、慣例が異なることから
購入後のクレームを極力抑えた、
つまりは、消費者にがっかりさせない、
ブランド価値を毀損させないお手伝いを行っています。
古くは25年前よりそのサービスに携わっています。
特に、品質の知識は、法律、自治体条例などの知識もさることながら、
ものづくりの背景から、消費者やクリーニング店の取扱い傾向まで
幅広い経験と見地が必要だと思っています。
OTSに在籍している品質担当者も
そういった経験が豊富な人材が対応しています。
そして近年、その品質業務の取り扱いについて
ある資格を求められることが多くなりました。
その資格は、
繊維製品品質管理士(TES) ※通称 テス
詳細は資格認定のサイトより抜粋します。
■繊維製品品質管理士とは
繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist=TES)は、昭和56年度に通商産業省の告示(平成9年12月18日廃止)に基づいて生まれたもので、消費者に供給される繊維製品の品質・性能の向上を図ったり、繊維製品の品質について消費者からクレームが出ないように、それらの製品の製造や販売を行う企業のなかで活躍するスペシャリストです。その狙いは企業活動の合理化、消費者利益の保護、企業と消費者の信頼関係の改善にあります。
■ファッションビジネス必携資格です
TES資格を持っていると、取引先に対して技術・品質面の安心感を与えることができます。また、業種が違っても相互にTESであると共通基盤に立てて商談や交渉をスムースに運ぶことができます。TESが名刺に『繊維製品品質管理士(TES)』と印刷するケースが増えている理由はそこにあります。高度に磨かれた消費者を相手にするファッションビジネスでは、TESに相当する知識・技術が業界人必携のものとなってきました。
■人材の高度化・専門化の手段に使われています
TES制度は、人材の高度化・専門化の手段として最も信頼のおける制度と評価されています。
社内の昇格試験や能力開発など社員教育の一環としてTES制度が活用されています。■品質情報のパイプ役です
ファッションビジネスは多段階の業種で成り立っていますが、TESはこの中で「品質」に関する消費者の要求を、小売→アパレル→テキスタイルとつなぐ情報伝達の役割を果たしています。すなわちTESは、消費者情報について業界と消費者の間のパイプ役を果たしています。
某大手セレクトの納品条件にも挙がるようになってきました。
じゃあ、OTSはどうなのかというと、
現在の有資格在籍者は1名となります。
その人物は年齢は若いですが
某有名検査機関の出自がありますので
繊維製品をはじめ、ファッションアイテムの知識に長けています。
もちろん、熟練のスタッフも2名在籍しており、
また、品質管理チームすべてで8名の社員スタッフと
専属のパートも在籍しています。
また、資格認定試験も各スタッフが受験していますので
徐々ではありますが、TES資格者も増加する見込みです。
あたりまえですが、
どの資格も、資格があればすべて問題ない、ということではありません。
前述のとおり、
そのものづくりから、消費者、クリーニング店等の取扱い傾向など
幅広い見地と経験が必要となっています。
とはいえ、資格があれば安心いただけることも事実、
常に求められることに挑戦し、実現していく、
OTSの理念はここでも変わりません。

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