ファッションRFIDの活用方法
公開日:
:
最終更新日:2023/05/16
ファッション物流, ファッション業界(業界情報) RFID
先日、副資材メーカーの東京吉岡さんの展示会にいってきました。
ラベルや、タグを取り扱っていて、
なかには、RFIDも手掛けており、
その活用方法も展示していました。
なかでも驚いたのは、
天井にRFIDアンテナを設置して、
店舗内での商品の移動の履歴を見れることが可能になってきていること、
そして、センサーカメラを併用することで、
来客の入店、回遊の動向を記録できることが技術的に可能になっていることでした!
RFIDと店内での商品移動を管理できれば、
どのフェイスの商品がよく触られているのか?
試着などの接点はどうなのか?
逆に、戻されている頻度はどうなのか?
いままで、試着までは、フィッティングルームに設置することで
その遷移を記録できましたが、
天井でマトリクス的に管理することで
より粒度の高い分析ができるようになる、
さらに物流でいうと、
マトリクス管理ができれば、
本来、ハードの投資上、不可能と言われていた
ロケーション管理も、もしかしたら可能になるかも・・・?
と思いました。
入店を記録して、
ヒトの回遊、
商品の回遊や離脱
そして、購入前の退店を管理できる・・・
それに共通項を感じたのは、
webマーケティングの考え方と同じ分析ができるようになること!
MD管理や生産管理で成長を果たしたワールドの過去の事例もありますが、
もしかしたら、そこにファッションブランドが成長するための
ヒントがあるかもしれないと感じました。
また、もう一つ感じたことをひとつ、
ここ最近の新聞でも、
大手セレクトを中心に、RFIDの全社導入の拡大や
その効果、活用方法について多く取り上げられています。
最近いただくお話で、
ファッション業界で供給拡大傾向になっているRFIDが
実は、物流がネックになっていて、ある時点で止まっているとも伺いました。
そこには、
効率が上がっても、100%の棚卸(RFID読み取り)を担保できない以上、
3PL事業者では効果、導入をしにくくなっているとのこと。
OTSでも数社導入しておりますが、
まだ試験段階や、アクセサリー中心で、アイテム特性が合わなかったり、
正直、当社もその効果を存分に発揮できていません。
ですが、OTSでは引き続き、試行錯誤や、情報共有を行って、
RFIDを存分に活用できる、ファッション物流会社を目指していきたいと思っています。

OTS マーケティング部

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