*

それでも在庫は残る!(サービス編part3)

在庫販売 最新版ver2

 

こんにちは、 物流案内人の小橋です。

 

急に寒くなってきましたね。

まわりでも体調を崩している人がちらほら・・・

 

産業医に聞いたのですが、

インフルエンザは病院に診察に行った時に

うつる確率が高いそうです。

 

ちょっと熱っぽいぐらいなら、

ぐっすり寝た方がいいみたいですよ。

 

さて、今回のテーマは

「それでも在庫は残る」 サービス編 第3弾です。

 

さすがにこのネタは飽きたと言う方も

いらっしゃるかと思いますが、

これで最後なのでお付き合いください。

 

店頭セールやアウトレットなどで

売れ残った商品をどうするか?

 

昔は、

百貨店催事などに出荷していました。

 

自社で販売員をたてて、

営業がホテルの催事場に搬入・搬出などを

お手伝いしていました。

 

今も百貨店催事はありますが、

昔みたいには、売れないみたいです。

 

そうなると、

あとはEC頼みで、フラッシュセールなども

その手段のひとつです。

 

期間限定で商品を投入し、終わると返品、

また別のアウトレット系サイトに出展を繰り返す、

最後は自社のファミリーセール

 

この間

何度も商品は倉庫から出荷されては戻ってくる。

 

倉庫現場のスタッフも

「これ前にも見た商品・・・また戻ってきた」

なんて会話になります。

 

当然

物流費・配送費はその回数分かさむわけです。

 

前回 「在庫一元化」のお話をしました。

商品移動をさせないで、倉庫に置いたまま、

在庫情報と画像データを渡し、サイト上で販売する。

 

売れたものだけを必要最小限の物流費と

配送費で届けることができ、

さらには、

複数のサイトに同時出展が可能となり、

販売機会が増えて、在庫消化の確率があがる。

 

 

現状 ストック品に関しては、

在庫一元化をしている事例は少なく、

販売サイトの倉庫に都度、商品を移動しています。

 

期間限定で1週間の販売でも、準備を含めると

1ヶ月近くは確保されて売れるまで動かせない状態です。

 

その間は他での販売はできないです。

季節商品にはこの1ヶ月は長いです。

一度出展すると次は少し間を空けないと

ダメなところもあり・・・

 

そのため、

本当はもっと商品を出展したくても、

確保期間や返品リスクを考えると

数量を限定してしまいます。

 

あとは、

「営業のリソース不足」

です。

 

日々プロパー販売で店頭に行って

営業活動をしている合間で、

滞留しているストック品の販売を、

フラッシュセールのバイヤーと倉庫に行って、

商談しています。

 

商品が決まると、サンプル撮影の段取りから、

商品マスターの準備や、倉庫への指示など

結構大変です。

 

3強と言われる・・・ギルト、グラムール、ミレポルテ

さらに、ミューズコー、ルクサ、ブランデリ、リーズン

アウトレットピーク・・・などなど

LINEもフラッシュセールを始めていて、

実に多くのアウトレット系サイトがあります。

 

でも、

多くの販売サイトに出したくても、

2~3サイト出展するのでやっとです。

 

それでストック在庫が消化してくれればいいのですが、

倉庫にはまだ山積みされていて、

そうこうしているうちに

翌シーズンのものが店頭から戻ってきます。

 

そこで、

倉庫に保管している商品が

勝手に消化できる仕組みが、

「カイテン倉庫」です。

 

在庫一元化なので、

複数のサイトに同時に出展でき、

期間をずらして目的に合わせて調整

でき、海外にだって出展可能です。

 

ようは、

売れるところに売れる数だけ、

時間と距離は関係なく、

出展できます。

 

フラッシュセール側も

商品の確保期間や、返品さらには、

商品手配のテマが減ることで、

商品が簡単に手配でき、

商品を大量にキープできます。

 

さらに

サイト側での物流業務が軽減され、

経費も削減されるので、

そのぶん自分達の利益はそのままで

ブランドに還元することも可能です。

 

もうひとつ補足すると

受発注型のフラッシュセールもありますが、

事前に数量を決めておいて、オーダー分のみを

ブランドに依頼するやり方です。

 

これも、

ブランドサイドの営業が別々で管理するので

発注した時に在庫がない・・・なんて事も発生しています。

そこでのユーザー不満は痛いですよね。。。

 

長くなりましたが、最後に

在庫一元化により、商品を動かさないで

最小限の物流費で多くのサイトに出展できる

メリットをお伝えしましたが、

セールを奨励しているわけではないです。

 

やはり、

最初に決めた定価で商品が売れて、

商品が残らないが一番です。それでも、

残った商品は商品価値があるうちに

そんなに安売りしないで売る。

 

それが、消費者から見て信頼できる

ブランドではないかと思います。

 

なので、

在庫一元化で少しでも早く、無駄なく、

経費をかけずに、商品価値があるうちに

売り切る手法となることを望みます。

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OTSにある7つの委員会のうちの一つ【広報委員会】 私たちは毎月発行の社外報『オープントークス』をはじめ、社内報や企業HP等オーティーエスを内外にアピールする活動を行っております。 オープントークスは、OTS内の6部門が毎月持ち回りで作成しており、皆様に楽しんでもらえる紙面を作るため日夜ネタ探しに奔走しております。 こちらのブログでは、オープントークス作成の秘話や編集後記をメインに、より社外報を楽しんでいただくための情報を発信していきます!

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