【在庫がどんどん売れていく倉庫②】
皆さん、おはようございます!
今週はどんより曇り空が多いですが、少し暖かな感じでホッとしますね。
先週で30周年の大きな行事もひと段落して、改めて本業に集中していける状況になりました。
ご列席頂きました皆様ありがとうございました!!
それでは、今週も元気に楽しく乗り切りましょう(^o^)/
【在庫がどんどん売れていく倉庫②】
以前お伝えした『カイテン倉庫』(在庫がどんどん売れていく倉庫)について、その内容を詳しく説明します。
これまで、倉庫にある商品は季節外の商品か、売れ残ったキャリー品が殆どでした。
プロパーの商品は一時的に倉庫に在ってもすぐに出荷されていくので、殆どの当期商品は店頭にあることが通常でした。
それが、倉庫にプロパー商品を在庫していることが当たり前になったのがネット通販です。
そのネット通販の物流を運営することで気付いたことが、「モノを動かさなくても売ることができる!」ということです。
正確には「受注することができる!」ということですが、これがいろいろな可能性に繋がる気付きでした。
まず、プロパーの時点でも、倉庫に在庫があってネット上にアップできれば、いつでも受注できることになって、実際に注文が入った時に初めてモノを出荷すればいいことになる。
これがどんなに凄いことかというと・・・、
これまではモノを売るためには物理的に商品を売り場に移動しなければならなかった。
でも、100点の商品を売り場に出しても、100点売れることは少なく、時には50点以下の販売にしかならないことも多々ありました。
それを、倉庫にモノを置いたままデータだけで日本中、世界中に商品の情報を発信できて、実際に受注があった時だけその商品を出荷すればいいとしたら、
劇的に物流費が改善できることになる。
ファッション業界特有の在庫の動きは、委託や消化といった特殊な取引形態によって、実際に売れていないモノの動きが増えてしまうことで、過剰な経費を生み出している。
その実態を打破するために、ネット環境を活用してより高精度の情報を上げることで、買いたい人に商品の情報を届けて受注のスピードと確率を上げていく。
これは、プロパーでもセールでも同じことができる可能性があって、それがしかも世界中に配信できるとしたら季節感にとらわれない販売の可能性に繋がる。
倉庫の中にあるあらゆるシーズンの商品が、同時に世界中に売れていく状態が作れる。
もちろん、ただネット上にアップすれば売れていくほど、今のネット通販の市場が甘いものではありません。
その商品の良さやどのように使ったらいいのかなど、いろいろな角度から価値を伝えて欲しいと思ってもらえるかどうかは、その商品力や発信力、または関係性によって
選ばれるかどうかが決まるから。
つまり、全ての商品がフェアーに比較される場でもあるから。
しかし逆にいえば、大企業や有名ブランド以外でも地道に良いモノを作り伝え続けることで、新たな顧客を生み出していける可能性もあるということです。
その可能性を最大化することを、OTSはサポートしていきたいと考えています。
現実的には、ネット上だけで在庫が全部売れるとは思えないので、プロパーからセール、アウトレットなど、いろいろな可能性を駆使して在庫を消化していって、それでも残ったモノは国内と海外での最終消化の出口を考えています。
倉庫会社としては、在庫を保管していただくことが短期的には売上に繋がりますが、その顧客を永くサポートさせていただくためには、できるだけ健全に事業を継続していただく必要があります。
顧客企業が本来持っている商品力、ブランド力、販売力などの企業の力を最大限発揮できる環境をつくること。
それが、OTSが目指している理想の姿です。

OTS マーケティング部

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