これからの自社ECとは・・・
公開日:
:
最終更新日:2023/05/16
ファッション業界(業界情報), ネット通販 自社EC
おはようございます。
物流案内人・・・改め、物流視点でマーケティングを語る物流業界の松岡修造の小橋です。
(長いか・・・)
昔からファッション業界では、「ニッパチ」
・・2月と8月はセールも終わり、次シーズンの展開が開始する時期で、売上も低い閑散期です。
そのせいもあってか、この時期にセミナーも多いのかなと感じています。
先日も、ルビーグループが主催する「ファッションブランドEコマース勉強会」に行ってきました。
https://armador.co.jp/blog/ecseminar20160217/
最新のテクノロジーをいろいろと聞けて面白かったです。
検索エンジンやレコメンドの機能も
ユーザーのニーズをいかに探りだして、ともすれば潜在ニーズを気づかせる。
そこには、ビックデータによる解析が重要で、複雑な計算式が並んでいました。
文系の自分にはチンプンカンブンでしたが、ただただ・・すごいなと。
さらには、
GA(グーグルアナリティクス)についても、
拡張機能を使って、単純にCVRだけでなく、
さらに深堀してカゴ落ちや直帰率などの足跡から分析して
商品そのものの見せ方や売り方を変えていくそんな話でした。
ファッション業界には、まだまだITアレルギーの人も多いので、
こりゃ大変な時代になったなと感じました。
Contents
■今後の自社ECとは?
ただ、テクノロジーが進めば進むほど、
この業界は特に、人が重要だなとも感じました。
それはどう言う事かと言うと・・・
上記テクノロジーを使って、より個人を特定して、
その人にあった商品を、欲しいタイミングを探っている。
それって店頭で販売員が毎日行っているじゃないですか~!
販売員は、膨大なデータからそのユーザーの趣味思考を探ることは難しいのですが、
コミュニケーションによって、その人の事を探っています。
なので、簡単に考えると
販売スタッフのユーザーとの関係性を深めるツール(道具)だと
思った方が使い方もいろいろと考えられるのではと思います。
またセミナーでは、
■「これからの自社ECはブランディングそのもの」
との意見もありました。
そもそもECと店舗を別々に考える事が売り手の発想で、
ユーザーは店舗とECを別々に見てはいない、自分たちの都合で使い分けているだけ・・・。
ファッションは、単純に価格や機能の優位性だけで売っているわけではないので、
ブランドの価値を発信する事が重要で、
今流行のライフスタイル型の提案もそのひとつですが、
おしゃれに、かっこよく、生きたい・・・
それを店舗と自社ECで発信し続けることでファンをつくっていく。
そこには、
恋愛と同じで一方的に発信しているとウザイと思われるので、
ユーザーの思いを汲み取る必要があって、まさにSNSの双方向の機能を使って
より関係性を深めていく・・・。
セミナーでは、SNSを使って「自社のお客様をえこひいきする」とも言われていましたが、
お客様との関係性を築くとは、まさにえこひいきすることではと思いました。
さらには、
■「どこから買う」ではなく、「だれから買う」
商品が大量に出回っている時代だからこそ、個人の情報発信が重要だとも言われていました。
衝撃を受けた一言に、
「個人が企業を凌駕する!」・・・販売員が主役になる時代
そのブランドにでも、その企業にでも・・・ではなく、
その個人が情報発信の中心となり、そこにファンが集まってくる・・・。
販売員の労働条件や給料は決してよくないです。
販売員不足もこの業界の課題のひとつですが、昔109のカリスマ店員に全国から人が集まったように、
SNSを通して多くのファンから支持を得ることで、
給与が1千万プレイヤーの販売員が生まれてくると、この業界に憧れる若い人たちも増えるのではと思います。
自社ECから離れていきましたが、
自社EC をプラットフォームに販売員主役となりSNSなどで発信することで、
ムーブメントが起きれば、元気のないファッション業界も明るくなるのでは
と思いながら、セミナー講師の話を聞いていました。 皆さんはどう思われますか?

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