オーティーエス社内SEのブログ 配送業務の救世主はRFID?
おはようございます。オーティーエスシステム企画室の中村です。 非常に猛烈な台風が沖縄を通過して九州に移動していますね。 今年は台風が少ないかと思いきや、夏の終わりにかけて急に増えた印象です。 九州は地震の影響で建物や地盤が脆くなっているので心配ですね。 そろそろ地球さんにも気を使ってほしいものです。 石垣島に行ってきました シルバーウィークに石垣島に行って参りました。 沖縄は何度も行っているのですが石垣は初めてです。 ん?社員旅行で沖縄に行ってまた沖縄方面に行ったの? そうです。行ってきました。何度行ってもいいものですよ。 天気予報は雨だったのですが、現地に着いてからは好天に恵まれ素晴らしい自然を堪能できました。 海はもちろんキレイなのですが、山々を眺めているとハワイにもどことなく似ているように感じます。 上:ハワイ、下:石垣 海は遠浅でビーチがとてもキレイですが、逆に潜ってサンゴや魚を見るエリアは限定されていましたね。 個人的にですが、海水浴をするなら石垣、シュノーケリングをするなら渡嘉敷島がお勧めです。 預けた荷物は届いたのか? 当然飛行機で行った訳ですが、今回は直行便が取れず那覇経由で新石垣空港に向かいました。 預けた荷物も無事到着したのですが、あまりトランジットを経験した事が無かったので内心心配でした。 飛行機を利用された方はご存知と思いますが、 空港で預けた荷物には長~いシールを持ち手の辺りに付けられますよね? その長いシールにバーコードが印刷されていて、 そのバーコードを読み取ってどこからどこへ、どこ経由でどの便に載せるのか、が管理されているのだそうです。 こんな作業の流れなんですね 作業風景や流れを見ると我々がいつもお世話になっている運送会社さんと同じような業務をされているんですね。 OTSから出荷された荷物には運送会社さんごとの管理番号が振られ、 その管理番号で今荷物がどこにありどこの配送センターを経由してお客様の下に届くのか 、を確認できたりします。 同じ荷物を扱うと言う事で、基本的に似ている部分も多そうです。 ロストの可能性 そんな荷物ですが、 空港から空港へ運ぶ際に行方不明、ロストバゲージ(と言うらしいです)になってしまう事が中々の頻度で発生するようです。 このレポートによれば200個に1個の荷物が一時的にでもロスト状態になるそうです。 ・・・ 結構多いですよね? 例えばANAの最新鋭機ボーイング787は240席客席があるそうです。 と言う事は単純に考えて240人は搭乗すると言う事ですよね。 一人一つ荷物を預けると・・・あれ?その内の一つはロストしていると言う事になりますね。 違っていたらすいません・・・ もちろん国や運行会社によって発生頻度は相当差があるものと思いますが、中々な高確率です。 上記のレポートにはロストの原因としてバーコードの読み取り率が関係しているとあります。 確かにバーコードって擦れていたり角度が悪いと読み取れないんです。 バーコードスキャンを年がら年中行っているOTSでもよくある問題です。 そこでバーコードに変わって非接触型で通信が出来るRFIDを導入した場合を想定した実験を(結構前ですが)実施していたそうです。 その結果がまとめられています。 なるほど、バーコードスキャンに比べて読み取り率が相当高くなっているようですね。 これだけ高確率で読み込めれば読み取りエラーで積み込まれずどこかに行ってしまった、何てことはなくなりそうです。 日本でもRFIDの活用機会が増えており、OTSで扱っているアパレル商品の管理にも利用されるケースがあります。 バーコードの欠点を補っているんですね。 さすがRFID! バーコードにできない事を平然とやってのけるッ !そこにシビれる!あこがれるゥ! これで万事解決・・・・? こんな有能なRFIDがもっともっと活用されるようになれば、空港でも国内荷物の配送でもロストなどは発生しないかもしれませんね。 よかったよかった。 ・・・となるでしょうか? 個人的な考えですが、もちろん荷物のロスト、誤配送は0にはならないと思います。 ロスト、誤配送が発生する原因はシステムだけではなく、人にあると考えています。 バーコードだろうとRFIDだろうと例えば荷物に貼り間違えれば届く先は変わってしまいますし、 読み取りエラーが発生した際に放置してしまえば行方不明になるでしょう。 システムの性能向上で発生確率を下げる事は出来ても、根本的な部分は人による作業の質に影響していると思います。 OTSも規模こそ違えど沢山の荷物をお預かりしていますので、 システムだけに頼らずしっかりと作業が出来る人の質の向上にも目を向けていきたいと思います。 それでは
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