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物流コストをどうやって下げる??

公開日: : 最終更新日:2015/10/20 ファッション物流 ,

CDS_weddings

 

こんにちは!

物流コスト改善アドバイザーの阿藤です。

 

前回も触れましたが、

10月初旬に親族の結婚式に出席しました。

 

思えば、1年ほど前に自分も結婚式を執り行っていて(私事ですが)

 

どこに費用が掛かっていて、

これはいくらくらいだったのだろう・・・

といった視点でも見るようになりました。

 

実は、そこに、物流コストとの共通項を感じていました。

(物流業界の職業所以でしょうか・・・)

 

結婚式から見る、物流コストの関係性は

 

結婚式の場合、

ネットや雑誌から、

式場をいくつか絞って、実際に足を運びます。

 

どんな雰囲気なのか、実際にみたり

式場によっては料理の試食をしてみたり、

 

そして、プランナーさんから見積もりをいただきます。

 

具体的なオプションがその際に明確であれば

(たとえば、ビデオ撮影は入れるとか)

その見積りに入れ込んでもらいます。

自分が回った式場では、

だいたい、300万~400万くらいの見積もりが出てきます。

(人数は70名程度)

 

その後、実際に利用したい式場を決定して

より具体的な設定の打ち合わせにはいります。

 

料理はどのランクにしましょう?

飲み物のコースはどうしましょう?

花はどうしましょう?

テーブルクロスはどうしましょう?

撮影はプロにお願いしますか?

ムービーは作りますか?

紙類(招待状や席次表など)はどうしますか?

 

そして、

気に入ったドレスは、追加料金です。

髪飾りは、次のうちどれにしましょう?

あ、それは追加○○円ですね。

 

(パチパチとそろばんが叩かれて・・・)

・・・まぁ、俗にいう雪だるま式に、

費用は増えていきます。

 

ひとつひとつ、選択を重ねて

全てが上等を選んだつもりはないですが、

自分たちの初回見積もりが300万だったとして、

 

2次見積もりは、500万近くまでいきました。

 

自分たちの予算としては400万程度だったので

もちろん、予算オーバー、

そして、コストカットに移るわけですね。

 

物流コストに置き換えたら・・・?

 

ここでちょっと、本題の物流コストに置き換えてみると・・・

 

①規模

 

結婚式⇒70名程度

 

物流⇒使用スペース(坪)や取扱い数量

 

②オプション

 

結婚式⇒こだわっている部分や、必要なオプション、余興などは?

 

物流⇒市場に出るまでに必要な作業は?

ブランド特有のこだわりや、特別な作業は?

 

こうやって、上記のようなポイントでヒアリングをして、

結婚式でいう、初回見積もりが、でてくるわけですね。

 

物流の場合、2次見積りとなると

ギャップがある分、

その物流提案そのものに不信を持たれてしまうので

初回でなるべく詳しくヒアリングを行いますが、

 

導入前の業務運用の打ち合わせで、

よくこんなことが起こったりします。

 

物流会社の選定や契約は

経営陣や管理職クラス、

業務運用のフェーズで担当者クラスがでてくる。

 

そこで微妙にギャップがあって、

『この作業はここまでしてくれないと困る』

こんなことになったりします。

 

作業にかかる時間=人件費が物流コストの源泉なので

もちろん、要求レベルが上がれば、

その費用、作業料金も変わってきます。

 

そうすると、

『初回見積もりで予算組をしてしまっているので困る・・・』

こんな事象にときたま遭遇します。

 

そうなると、もう、どう折り合いをつけるかしかないんですけどね・・・・

 

これも結婚式の打ち合わせを同じように、

これはこっち、これはプロにお願いしたい・・・を続けていくと

知らない間にその費用が増えている・・・

 

ふたを開けてみると・・・

 

まさに結婚式と物流コストの構造に共通項を感じます。

 

コスト削減の方法も同じ

 

結婚式の話に戻しますが、

400万の予算に対して

500万の見積りが出てきた・・・

 

じゃあ、どうやって予算に近づけるかになるわけです。

 

まずは、本当に必要なランクなのか?

例えば、

料理はこだわりたいから上から2番目で変更せずに、

テーブルの花や、クロスは追加料金の無いプランに・・・

 

これは、自分たちのこだわりや性格、特徴が出る部分なので

本当に自分たちに必要な部分なのかを再確認します。

※もし必要でも予算オーバーなら、資金調達や前後バランスの調整を行う

 

もう一つは、

プロが妥当なのか、自分たちでできないのか?です。

 

自分たちは、

招待状や席次表などは自分たちで調達作成を行い、

ムービーも自分たちで作成しました。

カメラはやっぱりプロにお願いしましたが

今ではデータ納品をしてくれるので

アルバムなどの装飾類は結構絞りました。

 

そうやって、当初500万の見積もりから

結果、400万を少しきった最終見積もりにまで

落ち着くことができました。

 

物流コストの削減も同じなんですね。

 

コスト削減の基本は、

①単価と②量 の2つだけです。

 

①単価で言えば、

自分たちのこだわりや、本当に必要な作業はどこなのか?

 

例えば、倉庫での商品の検品は、

簡易的にみればいいのか?縫製までしっかり見る必要があるのかなど、

 

②量でいえば、

本当に外部やプロにお願いする必要があるのか?ということです。

 

プロにお願いすれば、それは楽になりますが

その分、費用が発生します。

 

例えば、先ほどの商品検品は

100%すべての数量を実施する必要があるのか?

もしくは一部検品(30%のみ実施など)でも問題ないか?とか、

 

データ作成までは自分たちでやって、

商品を動かすことだけ、物流にお願いできないか?などにつながります。

 

なんでも、プロにお願いしたら、

楽ちんだし、なにより、いいものができる・・・

なんて自分も思っていましたが、

 

プロは、

いままでの実績があるから、

細かいことや、いままでの経験からの提案はできる。

 

けれども、いま、その人に本当に必要なことはなんなのか?

 

それは、自分自身しかわからないことです。

その気付きを、プロがヒアリングして

そのお手伝いをすることはあっても

 

最終的に決めるのは自分です。

 

 

そんな気づきがあった

結婚式と、物流の共通項でした。

 

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阿藤 貴彦

阿藤 貴彦

ファッション物流改善アドバイザー株式会社オーティーエス
1981年群馬県生まれ。新卒入社でOTSに入社し約10年勤務。 ジュエリー、インポートアパレル会社の業務を5年間担当、その後、現在のマーケティング部営業企画室へ。業務担当の経験を生かして、大手ジュエリーブランド、大手セレクトショップネット通販等の新規立ち上げの担当や新規物流の提案を担当、社内販促の担当も兼務。 物流技術管理士(社)日本ロジスティクスシステム協会認定
阿藤 貴彦

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