単純作業を大人数で手分けすると効率的か?
こんにちは!
ファッション物流改善アドバイザーの阿藤です。
昨日、『日本人の3割しか知らないこと』といったTV番組を見ていました。
そこで本題の内容ですが、
『作業をみんなで手分けして行うと効率が落ちる』ということでした。
みなさんも、なんとなくわかっているけど、
あまり真剣に考えたことなくないですか?
今回はそんなことを考えてみました。
内容としてはこうです。
一人で折り紙(紙飛行機とか)を10枚折るのに所要する時間(生産性)と
数人(番組では4人)でグループになって折る生産性は
一人でおった生産性の方が優るとのことでした。
そこには人間の精神が働いていて、
複数になると、
『自分が頑張らなくても成果をあげることができる』といった
いわゆる怠慢の精神が働くようです。
ファッション物流で言うと、
商品へのタグ付作業、1,000点を5人でやると
あまり効率がよくない、ということです。
まあ、そうでしょうね・・・
仮に1日、半日かけて5人グループでやった場合、
時間がかかればかかるほど、
作業員はおしゃべりをしたり、
いわゆる『ダレる』こともありますし、
単純作業なほど、『飽きる』と思います。
お金をもらっている仕事なのだから、
そんなことあっていいのか!と思う方もいるかもしれませんが
作業員も『人間』なのでそういうこともリアルだと思います。
『その作業を依頼してくれる会社様のために
一刻も早く完了させてあげたい!』
と思ってくれるスタッフがいてくれればいいのですが・・・
自分もそうだし、多分読んでくれているあなたも
そのようなモチベーションを維持したまま作業できる人は稀かと・・・
重要なのは、その人間のリアルと、いかに共存するかが重要なんだと思います。
では、対策はどのようにしたらいいのか?
例えば5名をグループで2つ以上に分けて
一定の進捗状況でグループの生産性を確認させて競わせるとか、
各グループに1人のリーダー性が高い人材を投入する
朝のモチベーションが高い時間帯に分散して作業をする
など、様々な方法が考えられます。
たとえ単純な作業でも、機械で行わない以上、
泥臭いことの調整が多くて、ヒトに関わることが多いと思いませんか?
ファッション物流もそんなことの積上げなんだと思います。
物流⇒ロジスティクス⇒戦略といわれていて
自分も含めてそんな内容のブログばかりあげていますが
戦略、戦術でもなく、
オペレーションの部分もたまには興味を持っていただけたらと思います。
単純な作業で多くの量があるなら
手分けすれば早く終わるんじゃん・・・
そんな簡単じゃないってことですね。
OTS マーケティング部
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