アパレル系ECって儲かっている?
公開日:
:
最終更新日:2023/05/17
ファッション物流, ファッション業界(業界情報), ネット通販, 小橋重信
物流業界のシュウゾーこと小橋です。
先日 東北のアパレルメーカーさんからのご依頼で
販売員さん向けのセミナーとEコマースについての
ご相談で仙台へ行ってきました。
そこでは、
コト・マーケティングを販売員さんに体験してもらいました。
実は、営業やマーケティングの勉強になればと、
「一般社団法人 コト・マーケティング協会」
のトレーナーの資格を取得して、まだまだ見習いですが、
物事の価値を伝えるお手伝いをしています。
コト・マーケティング協会HP http://koto-marketing.com
「物流からファッション業界を元気にしたい!」
それには、
最前線で働いている販売員さんに気持ちよく働いてもらうには、
その自分たちの商品に対する思いを、言葉にして伝えてもらう・・・
その考え方や、方法を体感してもらうセミナーになっています。
もしご興味があれば、ご連絡ください。
さて、本題ですが・・・
最近のEC事情を説明しつつ、
今後 地方アパレルメーカーが
ECをどのように進めるべきか・・・
についてディスカッションしてきましたが、
そこでの気づきで・・・
「ファッション系ECって儲かってる?」
ということ。
皆さんはどう思われますか?
都内でのセミナーに参加すると、
ベイクルーズ様やビームス様など
オムニチャネルで成功されている企業様の話を聞いて、
「自社もECしなきゃ!」
って思われている企業さんも多いのではと思います。
ちなみに、ECで100億を超えている企業様ってどれくらいあると思いますか?
ユニクロ 421億
ベイクルーズ 215億
アダストリア 210億
TSI 197億
UA 162億
ワールド 142億
オンワード 120億
アーバンリサーチ 116億
ざっとこんな感じです。
EC専業やカタログ通販会社を除いた
店舗をもっているアパレル・ファッション企業のみです。
ここ数年でファッション企業は
ECこそが成長領域として捉えて、
インスタグラムやLINEなどでの拡散から
在庫一元化や、顧客データの統合、
さらにはAIなど含め、オムニチャネル化等を進めています。
でも、これって大手セレクトやSPAなどのファッション企業がほとんどで、
中小アパレル企業はどうでしょうか?
そもそも、自社ECサイトをもてていない企業も多く、
そこには、「人・モノ・金」
システム含め、多くの投資がかかり、ECを運営する人がいない・・・
でも次の一手として
ECには着手したけど、どこからやっていけばいいのか?
・・・と悩んでいる企業も多いのではと思います。
東北エリアの大手アパレルメーカー様を
2社ほど訪問させて頂きましたが、
1社はECを手探りで進めていて、
卸先を巻き込んで、少しづつ結果につなげていました。
もう1社は、まさにこれから、と言った感じでした。
そこで大手セレクトさんの最新事例などをお話させて頂きましたが、
それよりも、その会社にあったECって何なんだろう?
・・・そもそも自社ECは必要なのか?
どのようにEC、もしくはITを活用することがいいのか?
さらには、こんな質問がありました・・・
「何を質問していいかわからない?」
「わからない事が何かがわからない?」
EC(IT)についての情報がものすごい勢いで氾濫する中で、
今まで経験したことのない事に見よう見まねでやっているけど、
これでいいのか?
といった不安を抱えている企業さんが多いのではと感じました。
個人的な考え方としては、
大手ファッション企業のような真似をする必要はないと思っています。
自分たちのこれまで大切にしてきたお客様を、喜ばせるため・・・
喜ばせ続けるために、
ECと言うより、ITを使ってより身近に感じてもらう!
自分たちの商品に対する思いを発信する!
お客様との関係性を深めていく!
・・・それは、企業の大きさに関係なく必要ではと感じています。
伝わっていますでしょうか?
EC売上は今までの既存売上を補う、
もしくは新たな売上と考えるのではなく、
今居るお客様を喜ばせるツール
として活用することが、中小アパレル企業のECの活用ではと思っています。
まさに、「ファン作り!」
それを今までは店舗だけでやってきましたが、
これからの時代は店舗だけでなく、
EC(IT)を活用することが大切だと感じています。
みなさんはどう思われますか?
今回の東北エリアの出張を通して、今までの経験や知識を活かして、
中小アパレル会社様を少しでも元気にするお手伝いができればいいなと感じました。
もし、同じような悩みを抱えている中小アパレル企業様がいましたら、
ご連絡頂ければと思います。
一緒にどうやったらお客様を喜ばせることができるのか
考えていければと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
少し物流から離れた話でしたが、実はすごく関係あるんです・・・
そのあたりは、また別の機会で・・・w

OTS マーケティング部

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