それでも在庫は増える! (対策編)
公開日:
:
最終更新日:2023/05/16
ファッション物流, ファッション業界(業界情報) 在庫
こんにちは、物流案内人の小橋です。
ブログでもそうですが、普段の仕事でも
物流や在庫の事について話すと
ついつい熱くなってしまいます。
それでつけられたあだ名が
「 物流界の 松岡 修三!」でした。
喜んでいいのか?複雑です・・・
昨日 取引先様をお呼びして
OTS30周年記念式典がありました。
30周年を無事に迎えることができた感謝の気持ちを
お伝えいたしました。
そこで、
OTSの新しいサービスとして
「おせっかい物流」
ストック品の在庫販売サポート
「カイテン倉庫」
をご紹介しました。
OTSの倉庫でお預かりしている在庫品
その中でも、
キャリー品と呼ばれる滞留品の在庫の
消化をサポートするサービスです。
「少しでも高く、時間・手間をかけないで、
ブランド価値を毀損しないで現金化する!」
そんな事を考えています。
■ストック品の現状は・・・・
以前ブログで在庫が増えることについて触れました。
http://www.e-ots.jp/blog/archives/2387
在庫を抱えているブランド様とお話をお聞きすると
店頭での販売後、
アウトレットやフラッシュセール・・ファミリーセールなど
いろいろな販売ルートを探しています。
そして、
最後の最後は、廃棄するか、
買取業者にお願いする。
そんな感じでしょうか。
そこでは、
キャリー品の消化には、
専門スタッフがいるところは少なく、
営業が通常営業の時間を割いて
対応されています。
また、
フラッシュセールなどEC系は
出展には商品マスターなどのデータも必要で、
それはそれで大変です。
さらには、
サイト販売中は在庫を確保
しなければならないため、
その期間は
商品を動かすことができないため、
その他での販売機会をロスしています。
値段を下げて販売する商品に
それほどコストをかけられない。
それよりジャストシーズンの
プロパー品販売や店舗支援などで
ストック販売にかける時間がない・・・
■長期保管のリスク
商品をただ倉庫に置いるだけでもコストはかかる
保管料と言われるものです。
それに、
アパレル商材は、生鮮食品と同じで、
時間がたてばどんどん資産価値はさがっていく。
年度毎にキャリー在庫の原価の見直しを
している企業もあります。
催事やファミリーセールを多発している会社もあるが
1回の催事で消化率はイチローの打率
でもあれば良いほうでないかと思います。
70%ほどの商品は倉庫に戻ってく
それには返品の作業費が嵩む・・・
それに、
あまりセールを多発していると
ブランド価値そのものを落として、
プロパー品が売れなくなる。
■でも、こんな考えも
絶好調セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長によると
流通業において在庫は必ずしも悪ではない、
それを恐れるあまり 品切れにつながるなら
在庫を切らすほうが絶対的な悪である
さて、どうしたものか?
流通業、それもファッション業界の在庫も問題は
永遠のテーマではないかと思います。
なので、
しっかりと在庫にかかるリスクとコストを把握した上で
対策をするのが重要でなないかと思います。
今回のOTS新サービス カイテン倉庫は
そんなファッション企業の在庫消化をサポート
できればと考えています。
長くなったので、サービス内容については
次回ブログでUPします。

OTS マーケティング部

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