【2017新年ご挨拶回り】
公開日:
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最終更新日:2023/05/17
経営者視点
おはようございます。
今週から年始も本稼働といったところだと思いますが、全体的にはまだ落ち着きがある状況です。
今のうちにできる準備や整理をして、今年の春夏の繁忙期に備えていきたいと思います!!
【2017新年ご挨拶回り】
この2017年の年始は穏やかな小春日和で、本当に過ごしやすかったですね。
テレビのニュースや業界の情報では、好天により初売りの出足も好調で明るい話題も聞こえていました。
実際に先週4日から新年のご挨拶回りでファッション業界のいろいろなお客様を訪問して状況を伺っていると、思いのほか好調なお客様が多くて年始から楽しみな話が伺えました。
世の中のメディアや業界の話題では、昨年後半から非常に厳しいという話が多く聞こえてきていて、実際に苦戦を強いられているお客様も多かったように感じます。
しかし、OTSのお客様を回って近況を伺っていると、決してそれほど悪い状況ではない上に、「あまり大きな声では言えないけど結構調子がいいんです。」という声もあるほど。
OTSのお客様は、基本的にファッションアイテムがメインで、数万円以上の決してお安くない商品がほとんど。
企業規模も中堅から中小企業が多く、大きな物量ではなく少量多品種の難易度の高い物流業務が多い。
高級なメジャーブランドというよりも知る人ぞ知るこだわりのいいブランドといった感じで、みんなが知っているというよりもファッション好きの人が好むブランドが多いと思う。
ファッション業界ではモノが売れない、服が売れないと嘆いている声が多く聞こえる中で、なぜか直接聞こえてくる声は思ったよりも好調な話が多い。
個人的な推測だけど、多分それは無理をしていない適切な規模と内容のビジネスだからだと思う。
ビジネスにおける典型的な無理は、売上を無理して伸ばそうとすること。
そのために大きな仕入れをして、何とか売り切ろうと頑張っても結果在庫が残ってしまいキャリー在庫となる。
分かりやすいのは、百貨店インショップなど直営店を増やしてその分の在庫を抱え、セールやアウトレットでも消化できずに毎年の在庫が積み上がっていく。
ボク自身も前職のアパレル会社を始めとして、この業界でそういったケースで在庫に苦しむ企業をたくさん見てきた。
結局無理して安く在庫を消化することが続き、ブランドイメージを毀損していってしまうパターンも数多くあった。
多分10年位前からだったと思うけど、そういった無理して売上を上げようとして在庫を大量に抱えるお客様が極端に減っていった。
逆に売上を落としてでも無理をせずに自分たちのビジネス規模を見極めて、適切な在庫やプロパーでの販売強化を目指しているお客様が増えていった。
持論だが、ファッションは消費者が成熟してくると、同じものを大量に売ることは難しくなると感じる。
何故なら、どんなに良いモノでも人と同じものを着るのは抵抗があるから。
似たようなアイテムやスタイルでも、自分だけの特別なモノを求めてくるようになる。
もちろんそういった少量多品種のビジネスでは、モノづくりや仕入れ、物流や販売まで効率は落ちて難易度は上がる。
いろいろな意味でこだわればこだわるほど、高いものが多くなる。
でも、一部の人たちはそういった商品を求めている。
そのような一部の人たちのニーズを満たしている商品や会社は、こういった時代でも変わらずに好調なんだと思う。
OTSは、本当に良い商品を扱って無理せずに長く続けていくお客様のため、ファッション・ビジネス・サポーターとしてこれからも進化していきます。

OTS マーケティング部

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