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オムニチャネルの悩み解決!

公開日: : 最終更新日:2023/05/17 ファッション業界(業界情報)

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おはようございます。物流業界のシューゾーこと小橋です。

 

「オムニチャネル」 ・・・と言うフレーズを耳にするようになって、久しく感じるようになってきました。

みなさんのまわりではどうでしょうか?

セブンアイグループの「オムニ7」のオムニって、まさに その事を意味しているし・・・・

 

このブログを見ていただいている方は、ファッション関連やEC関連の人も多いかと思いますが、

自社オムニチャネル化は進んでいますか?

 

消費者が欲しいモノを、欲しい時に、ほしい場所で購入(体験)することができる・・・そのためには、

消費者がモノを買う時に、すべて(オムニ)の接点(チャネル)を継ぎ目なく買えるようになるための環境整備が

必要です。 (・・・・物流も重要ですよ!)

 

先日 日本経済新聞社が主催する 「オムニチャネル戦略 推進課題解決セミナー」に参加してきました。

http://adnet.nikkei.co.jp/e/event.asp?e=02191

 

 

オムニチャネルと名のつくセミナーには何度か言ってきましたが、以前は概念の話や、

オムニチャネル先進国のアメリカでの事例紹介などが多かったのですが、

 

今回は、ベイクルーズやTSIなどオムニチャネルが成功されている企業様の

より具体的な実践レベルでの話になっていました。

 

その中でも共通する話題として、

 

□ECサイトと実店舗を両方活用する・・・

「クロスユースの購入額は、店舗のみ、ECのみのお客様より数倍高い!」

 

同じようなことは、青山商事でも

実店舗と通販サイトの併用者は実店舗だけの利用者と比べて1年間の購入金額が2・08倍高く、購入回数でも1・71倍高いことが判明

参考:ネットショップ担当者フォーラム 青山商事

https://netshop.impress.co.jp/node/1245

 

さらには、ユナイテッドアローズでも

実店舗とネット通販を併用しているお客様は、実店舗だけで購入する人よりも店頭での平均購入金額が高く、約2.5倍!

ネットで接触する機会が増えれば、お客様は店頭に足を運ぶ。もうネット通販と実店舗で売り上げを奪い合う時代ではありません

参考:プレジデントオンライン ユナイテッドアローズ

http://president.jp/articles/-/12994

そのために、

「商品情報」 や 「顧客の会員情報」 や 「在庫情報」 などのデータ統合が重要だとの話になっていました。

 

 

□オムニチャネルを推進する上での課題として、

「組織の壁」 という話もありました。

 

これはよく耳にする、

店舗スタッフからするとECは店舗の売上の阻害要因となり、ECへの誘導やアプリなどの促進につながらない・・・

そうなるとEC事業部と直営事業部バラバラの運用になって、失敗するパターンです。

 

その対策として、

店舗スタッフ含め、全スタッフがオムニチャネルについて共通の同意形勢をすることが重要になるとのお話でした。

 

TSIホールディングス 執行役員 柏木様から非常にわかりやすい話を聞きました。それは、

 

今までの考え方は、

  「店舗売上1億円 × 1000店舗 = 1000億円(売上)」

・・・店舗が基点となる考え方です。

 

オムニチャネルを推進する考え方として、

 「 購入金額10万円のお客様 × 100万人 = 1000億円(売上)」

・・・ようは、お客様を基点にする考え方のシフトチェンジです。

 

消費者目線で考えると、

欲しいと思ったモノが、欲しいと時に、欲しい場所で手に入れば、その時の気分や状況で、

店舗とかECとはか関係ないですよね。

 

ひとりのお客様にどうアプローチし、気持ちに寄りそい、売上(ファン)につなげていく・・・

そういったお客様を一人でも多く増やしていく。

そこでは、お客様とつながるツールとしてECやSNSを活用する。

 

・・・・・わかりやすくないですが?

店舗売上を基点に考えるからECに売上を奪われると考えるし、ECに非協力的になる

お客様を基点に考えると・・・すべてが解決しませんか?

 

さらに、セミナーは「モバイル(スマホ)ファースト」や「人口知能(AI)」などの話に

どんどん発展していました。。。。

 

ただ、現場の第一線でいろいろなお客様の物流をお手伝いしている経験からすると

オムニチャネルについては、一部の成功している企業はあるものの、ほとんどの企業が発展途上で

まさに、店舗 VS EC になっていたり、EC事業部が分断されていたり・・・・物流そのものも定まっていないです。

 

そこの見極めるひとつに、「在庫管理」 を見るといいかもです。

 

消費者のことを考えて、在庫データの一元化はされていますでしょうか?もしくは、在庫の所在が明確になっており

それぞれのチャネルに対してシームレスになっていますか?

 

「うちはまだなんだよなぁ~」と思った方は、ご相談いただければと思います。

今回はオムニチャネルの悩み解決の考え方について書きました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 「ファッション業界を物流から元気にする!」 活動中~!

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OTSにある7つの委員会のうちの一つ【広報委員会】 私たちは毎月発行の社外報『オープントークス』をはじめ、社内報や企業HP等オーティーエスを内外にアピールする活動を行っております。 オープントークスは、OTS内の6部門が毎月持ち回りで作成しており、皆様に楽しんでもらえる紙面を作るため日夜ネタ探しに奔走しております。 こちらのブログでは、オープントークス作成の秘話や編集後記をメインに、より社外報を楽しんでいただくための情報を発信していきます!

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