【続】新JISってどうなるの?(限度表示とは?)
こんにちは!
ファッション品質サービス案内人の阿藤です。
色々とご案内していますが、
品質課題解決セミナーのご案内が開始されました!
お申し込みも殺到しており、
予想以上の反響にうれしながら、驚いています!
お申込みを検討されている方はお早めに!
http://www.e-ots.jp/blog/archives/2527
限度表示って知っていますか?
今回のセミナー開催に至ったのは
既存のお客様からの色々なお問い合わせからでした
これって、みんなギモンに思っているんじゃないかって・・・
いつからなの?とか
いつまでにどうしたらいいの?など
簡単なQ&Aは過去のブログでも触れました。
http://www.e-ots.jp/blog/archives/1310
また、セミナーの他に、Q&Aページも作ろうかと企画していまして、
今日はQCスタッフとも、その要件定義の構築を打ち合わせしていました。
そこで、
もうひとつお伝えしたいことを発見しました!
それは、
『限度表示』という概念です。
限度表示とは・・・
例えば洗濯絵表示で言うと、
その製品が耐えうる、最大限の表示を行う、ということ
つまりは、
30℃の洗濯までに耐えられる製品であれば、その表示を行います。
仮に40℃まで耐えるのであればその表示を行うことが望ましいということになります。
実はこの限度表示が悩ましい・・・
この限度表示は、一見、一番望ましい表示だと思うのですが、
ファッションアイテムで、特にインポートブランドとなると
非常に悩ましいものがあります。
一般的に、製造から流通に携われるのであれば
その素材から検査を行って、
より細かなデータという根拠から
より正確な表示が行えます。
なぜ、インポートブランドが悩ましいというと、
ヨーロッパで生産されて、日本に流通するという、製品流通なので
生産側の川上の情報を取りにくく、
また、品質基準に関するお国柄の違いから、
より、細かいデータを得にくいという実情があります。
さらに、洗濯事情や洗濯機の性能の違いや、
軟水、硬水などの風土の違いから、
海外の品質表示をそのまま流用することも好ましくありません。
上記の事情から、
現状は、日本での取り扱いで、リスクのある部分については
少し厳しめの表示を選択していました。
※たとえば手洗いを不可にするなど・・・
仮に、限度表示の観点で行くと
実際に手洗い可能なのに、手洗い不可にすることは望ましくない・・・
ということになったら・・・
いったい落としどころはどこになるのか?
事態は混迷していくような気がしています・・・・
ちょっと専門的ですが、
そんな事情もあるということを知ってもらえたら幸いです。

OTS マーケティング部

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