ECで何がしたい?
おはようございます。 物流案内人の小橋です。
先日 OTS幹部で軽井沢合宿に行きました。
二日間缶詰で、今後のOTSの未来について
話し合いました。
この手の幹部合宿は4年目ですが、
会を重ねる毎に、中身の濃い内容となり
白熱しました。
働いているスタッフの事を思い、
そして、お客様に何ができるのか?
根底には、この会社の事が好き・・・
そんな事を感じた二日間でした。
さて、今回のテーマは・・・
「ECで何がしたいの?」
今、アパレル会社の自社ECの
立上げをお手伝いしています。
自分が尊敬する2名の方と
コンセプト出しから、集客、サイト運営
そして、バックヤード構築までを
コンサルしています。
そこでは、
「何のためにECをやりたい?」
「ECで何を実現したいの?」
を何度となく質問します。
・店舗の売上げを補うため?
・在庫消化の場所として?
・他社がやっているからなんとなく?
・・・・皆さんはどうですか?
ある経営者の方とお話をすると
「自分達は店舗での接客を大切にしていて、
ECみたいな血の通わないサービスはやらない」
確かに、
ECは値段と機能だけを見比べるには便利で、
とても、無機質で機械的な印象があります。
でも、
お客様の目線で考えたらどうでしょうか?
そのブランドが好きだけど、
お店が近くになくて買いに行けない人
子育てに忙しくて、時間が取れない人
そのブランドの事をもっと買いたい、知りたいと
思っている人にお店での接点しかないのは・・・
お客様を大切にしている事になるのでしょうか?
店舗での接客はお店の中だけですが、
ECを使うと、買う前から買った後まで
ずっとそのお客様の事を考えている・・・ことに
なるのではないでしょうか。
ECを使うことで、その方が何に興味があって
過去にどんな商品を買って、今求めているものを
ジャストなタイミングでお勧めすることができる。
オムニチャネルが、たんなる複数の販売チャネルとの
接点ではなく、感動体験の演出につながっているのは
その事を意味しているのではないでしょうか。
そして、
そのブランドへの思いやこだわりを伝えることも、
お客様の事を考えると大切なのではと感じます。
「伝わらなければ、存在しないのと同じ!」
これについては、また別の機会にでもお話しますが、
「人知れず、知る人ぞ知る」って・・・
本当に限られた人にだけサービスを提供する
ビジネスであればいいのですが、
ファッションビジネスは、
そのブランドの価値に共感するファンを広げていく
ことが大切で、情報発信はとても重要になります。
ECは単なるインターネットを使った販売チャンネル
ではなく、お客様とブランドとの大切な接点です。
ひとことでまとめると、
お客様を大切に思うのであれば、EC(IT)の
重要性を理解して上で、自分たちなりの発信をする
必要があると思います。
経営陣がEC(IT)を分からないことを理由に
ECの担当者だけに丸投げになっていませんか?

OTS マーケティング部

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