【アメリカ出張旅行記③】
公開日:
:
最終更新日:2023/05/16
ファッション業界(業界情報), 経営者視点, 視察旅行
先々週から引き続き、アメリカ出張報告の第3弾で、これで多分最後だと思います(;^ω^)
前半の3日間はニューヨークでしたが、後半はロサンゼルスに飛びました。
国内移動なので2~3時間程度だと、旅程をよく見ずに思い込んでいたところ、なんと6時間のフライトでアメリカの大きさを上空から実感させられました。
LAは前職の社員旅行で一度訪れたことはあったんですが、約20年ぶりでほとんど記憶に残っていませんでした。
移動日は定番観光地のハリウッドをぷらぷらして、その後OTSの顧客でもあるフレッドシーガル社の本店に立ち寄り、サンタモニカのダウンタウンをまたもやぷらぷら。
その後も、LA郊外の広域ショッピングモールや、日本でも徐々に増えてきているライフスタイルセンターを視察して回った。
近場のライフスタイルセンターとしては、南砂町のスナモが成功例としていつも賑わっていますね。
先ずLAで感じたのは、同じアメリカでもNYとは全く違う国のような気候と開放感があること。
西海岸特有のカラッとした地中海性気候は、夏日でも汗をかかないくらいで本当に過ごし易い。
夜になると寒流の影響で半袖や短パンでは寒いくらい。
高層ビルが立ち並ぶマンハッタンに比べて、土地が広く地震も頻発する地域でもあり、とにかく横に広い街づくりでとても歩いて移動できる距離感ではなかった。
そのため、移動や生活はまず車がメインで、車での生活を軸にした街づくりになっている。
LAの中心部から1時間程度走ると、富裕層が住む住宅街が点在していて、その周辺にライフスタイルセンターがいくつかあった。
リージョナル(広域型)のショッピングセンターと違ってコンパクトなことと、その地域の生活者に合わせたお店や品揃えが特徴的だった。
食品スーパーはオーガニック系がほとんどで、健康志向は元よりエコやエシカルなど、サスティナビリティー(持続可能性)を意識・志向した街づくりが進んでいた。
個人的には暴飲暴食の半生を振り返って、ここ数年はより健康志向で食事や生活をシフトしているので、こういったライフスタイルは受け入れやすく感じる。
身体に無理がなく自然にも配慮したものは、実は一番美味しいということが最近分かるようになってきたからかも。
ファッションでもライフスタイルを提案しているお店がいろいろあった中で、一番印象に残ったのが『ANTHROPOLOGIE』(アンソロポロジー)というお店でした。
米アンソロポロジーに見るライフスタイルファッションストアの条件
日本ではまだ本格的にショップ展開していないブランドですが、ネット通販などでは取り扱っているようです。
ニューヨークにもこのお店はあったのですが、LAではより魅力的に映りました。
多分、西海岸でのライフスタイルを意識した品揃えだからなのかもしれません。
日本でのショップ展開が予定されているのかは分かりませんが、個人的にも気に入っているので応援したいブランドです。
取り留めもなく、3週にわたってつらつらと書いてきたアメリカの印象ですが、国土の広さや建物のスケールの大きさもさることながら、もっとも感じたのは、
多くの人種を受け入れる社会としてのパワーとスケールの大きさでした。
ある意味それが、日本との最も大きな差なのかもしれません。
歴史と伝統という貴重な文化を守る意識と、これからの世界経済やグローバルな社会への意識。
この両方をバランスよく取り入れていかないと、日本人はある意味孤立して悪い意味でのガラパゴス化が加速してしまうかも。
交通や経済での国境が低くなることに加えて、情報の国境はほぼ無いに等しいので、これまでの文化を守るためにも、異国の文化を学びつつ日本文化の発信をしていくべきだと感じる。
何が正しくて何が間違っているという発想ではなく、他を尊重しつつ自分の大切な思想を選べるようになるのが、本当のグローバルな社会なのかもしれない。
そんなことを、感じさせられた20年ぶりのアメリカ本土への出張でした。

OTS マーケティング部

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