物流の考え方が、全ての業種業態の改善につながるという考え方
公開日:
:
最終更新日:2023/05/17
ファッション業界(業界情報) 業務改善
こんにちは、マーケティング部の阿藤です。
私は、夏よりも冬が好きな方で、
夏は汗の処理や
上着が無い分、バッグに入れるものが多くて重くて大変なのが・・・
なので、僕は冬の方が好きな感じです。
さて本題ですが、
物流の考え方が、
全ての業種業態の改善につながるって、
ご存知でしょうか?
そのポイントとしては大きく2つあります。
ひとつめは、
①時間=コスト(人件費)という考え方と
ふたつめは、
②必要なものを必要なだけ、という
ジャストインタイムの考え方です。
順を追ってご説明しますが、
ひとつめの考え方の根源は、
物流アウトソーシングの財務として、
その原価は、場所代と人件費に限られる業態であることにつながります。
場所代はほぼ変動しない項目なので
『人件費』の経費コントロールに絞られることがあります。
また、物流においては、新規拡大を除けば、
売上拡大について、社員たちは求められないことも要因の一つです。
なので、コストコントロールや、業務改善ばかりしていると、
『時間=時間コスト』といった考え方が自然に身についていきます。
※僕もその一人で、勝手にある人の時間給を設定して、
『○時間所要したから、○円投下したか・・・』と思ってしまいます。
他の業態や業種では、販売拡大や、仕入だけなどに従事していると
実はその視点がないというか、優先順位が低い場合があります。
(『俺は売り上げを上げる役だから、あとのことはいい』とか・・・)
もちろん、コストコントロールだけに目が行ってしまうと、
コスト(費用対効果)に反映されにくい、顧客満足や
未来へのサービス拡大、拡充が鈍化する懸念もありますので
メリット、デメリットは双方あります。
それでも、なぜ、活用できるといえるのは、
例えば、恒例となっているセールに出品するために、
その物流コストを考えたことはあるでしょうか?
プロパー\10,000の商品を50%OFFで販売したら、
金額は\5,000です。
では、その商品の物流費は、入庫費用と出庫費用とありますが、
セールの場合、その商品は一度店頭にいったりきたりしていることが多いです。
その場合、上記費用の他に、
店頭からの返品費用、セールから戻った返品費用
また、再出荷にかかる出庫費用が、
セールへの出品と引き戻しを行うたびに
その商品のコストは積み重なっていきます。
つまりは、1点当たりの経費が積み重なっているので
正味粗利が実はそんなになくなっている。
言い換えれば、セールのためだけ、売上のためだけに商品を流通していて
単体の会社への貢献度は限りなく低くなっている・・・なんて
そんな状況もあったりします。
これは結構、限られた領域の担当者には見えにくいコストで
全体コスト視点から見ると見えてくるものもあります。
既に『②必要なものを必要なだけ』の説明にも入っていますが、
上記の例も、『本当に必要か?』と言える方が実は少ないとよく聞きます。
ちょっと話を変えます。
『後のトラブルが怖いから、この作業(工程)もやっておこう』
『ここまでやらないと、自分の責任になるから、ここまでチェックする』など・・・
なんかよく聞くことではないですか?
じつはこれは、自社物流を調査すると、ほぼ確実にある現象です。
これも、先ほどの『①時間=コスト』の視点で分解して
『②本当に必要なもの』の視点もみると、
担当者視点では必要でも、全体視点ではムダだったりするものがあります。
長々と説明しましたが
伝わりましたでしょうか?
物流以外でも
こんなことって、どこでもありませんか?

OTS マーケティング部

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