【奉謝の桑楡】
公開日:
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最終更新日:2023/05/17
経営者視点
おはようございます!
いよいよ梅雨も本番!雨模様でジメジメした日々が続いています。
気持ちもどんよりしがちなので、少し気分転換のために行動を変化しては如何でしょう?
今週末から7月に入り夏も本番です!!
それでは今週も元気に楽しくいきましょう!(^^)!
【奉謝の桑楡】
先日、経営の師匠二条彪先生の『奉謝の桑楡』(ほうしゃのそうゆ)という大きな宴に出席してきました。
場所は大阪のリッツカールトンで、総勢150名以上の出席者でこれ以上ない盛大な感謝の宴でした。
標題の『奉謝の桑楡』は簡単にいうと感謝の晩餐という意味ですが、『桑楡』という言葉には『夕方』の他に『晩年』という意味もあり、もう少し深いメッセージがあるようにも感じました。
なぜ、大阪のリッツカールトンで東京出身の二条先生が感謝の宴を催したのか?
それは、二条先生が前職の後継者として継いだ会社を整理する決意をした場所だからです。
いろいろな迷いや葛藤があって、それは本人にしか分からない重く深い苦しみの中から導き出した結論だったでしょう。
自分の経営者としての経験では推し量ることができないくらい、本当に重い決断だったと感じます。
そして、その決断から再起を誓って新たな一歩を踏み出した場所が、このリッツカールトン大阪でした。
その後から本当に大変な状況が続いたと伺っていますが、気持ちの上で生まれ変わったのがまさにこの場所なんだと思います。
二条先生が再起して15年以上が経ち、ようやくこの再起を誓った場所に戻って来られたことは、もちろんそれを目指して頑張ってきたからではありますが、普通に考えても奇跡としか言いようがないくらい大変なことだったと思います。
その万感の思いが詰まった場所に、こんなにも多くの二条先生を師と仰ぐ人たちと帰って来られたこと。
その奇跡の瞬間に立ち会えたことが、本当に嬉しく名誉なことだと感じました。
そして、再起された15年前からお世話になっているご縁の長さと、全社研修で全従業員750名以上がお世話になっているご縁の深さもあって、なんと乾杯のご挨拶をお任せいただく栄誉もいただきました。
多分、もっと経験が豊富で、もっと上手に想いを伝えられる人はたくさんいたと感じますが、ボクをご指名いただいた二条先生の想いを感じて、自分にしか伝えられない二条先生との想い出をお伝えしました。
まあ、5分くらいという限られた時間でしたので、お伝えしたいことの一部だけでしたが。
このブログではその伝えきれなかったエピソードも含めてご紹介します。
15年前、二条先生の話を初めて聴いたとき、本当にいろいろな衝撃が走りました。
その中でも一番の衝撃は、「継ぎたくなかったら継がなくてもいい!」という言葉!!
二代目や後継者向けのセミナーでこんなアンチテーゼのような衝撃の話を聴くとは思ってもいなかったので、今でも強く記憶に残っています。
逆説的なことを言って強く心に刻むというインパクトの部分が強調されていたこともありますが、後から思うと、やりたくないまま継ぐことへの本人と周囲の人々、そして会社へのマイナスを踏まえての、後継者本人から継ぐことへの前向きな気持ちを引き出すための言葉だったように感じます。
その後、財務、コミュニケーション、マーケティングと経営者の基礎的なことを学び、いよいよボクの経営者人生を大きく変える二条ゼミへの参加がありました!
このゼミでは本当に自分がやりたいことを見つけて経営理念に落とし込むのですが、ボクはその中盤の合宿研修中にボロボロの体調で参加し経営者失格の烙印(第一号)を押されながら、翌日の朝突然『みんなを幸せにしたい!』という言葉が降りてきました。
自分でも初めての体験で、降りてくるというよりも内側からあふれ出るといった感覚に近かったように感じました。
この経験が後の経営ビジョン『しあわせの経営』に繋がっていきます。
一緒に働く仲間やその家族を始め、得意先や取引先、消費者や地域の方々など、関わる人たちがしあわせになる経営。
ボクはこの二条ゼミを通じて自分が本当にやりたいことが明確になり、会社を経営していく気持ちの土台が整いました。
この軸が明確になってから、ボクの経営は迷うことがなく進んできています。
もちろん、まだまだできていないことや足りないこともたくさんあるので、学び続けているのですが。
こういった、経営の土台を二条先生の元で学びながら創り上げてきたことで、今でも何とか続けて来られていると思います。
そして、ここ最近では全従業員が二条先生の1日研修を受講させていただいていて、みんなが自分で考えて行動してしあわせになる力を身につけていっている感じがします。
ボク自身の感覚ですが、その証拠に会社の雰囲気は確実に良くなっていると思います。
二条先生の元で学び始めて少し経った頃だと思いますが、「いい会社に共通することって何ですか?」という質問に対して答えていただいたことが、今でも自分の目標となっています。
「具体的に何か取り組んでいる共通のことがある訳ではない。しかし、唯一共通することは雰囲気がいいことです。」
このことがその時なぜか深くボクの中に刺さっていて、その姿を目指していろいろなことを取り組んできています。
働く人たち、お客様、そして業績・・・、いろいろなことが揃って初めて『雰囲気がいい会社』が実現できると信じています。
これ以外にも、もっともっとたくさんの想い出があり、乾杯のスピーチでは全部を伝えられる訳もなく、大幅に端折って5分程度にまとめてメインの乾杯の挨拶に移りました。
すると、そこで予想外の乾杯用シャンパンのご紹介が・・・、
なんと、乾杯でご紹介されたその伝説のシャンパンとは、ブドウの品種や品質にこだわって100年で37回しか作られなかったという伝説のシャンパン、伝説のシャンパーニュメゾン・サロンの1999年ビンテージでした!
普通に買うと1本10万円位するワインを惜しげもなく20本もご用意いただいて、既に乾杯の時点からあまりのグレードの高さに飲む前から呑まれてしまいそうでした。
乾杯の挨拶以上にこのシャンパンの存在感が大きく、みんな早く飲みたい空気が蔓延したところで丁度乾杯をすることができました。
その後無事乾杯を終えて口にしたその味は・・・、そんなに高いシャンパンを飲んだことがないのでちゃんと分かっていないかもしれませんが、拙い表現でいうと、まろやかな甘みで後味がスッキリ、いくらでも飲めてしまいそう・・・。
まあ、こんなレベルの表現しかできませんが、乾杯担当の役得で2杯半ほどいただいてしまいました~(^^)v
あらゆる粋を集めた最高のおもてなし!
一生の思い出となる体験を、本当にありがとうございました!

OTS マーケティング部

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