ファッションブランドの衰退
こんにちは、物流案内人の小橋です。
昨日 東京は大雪の予想でしたが、大きな交通渋滞もなくてよかったです。
こんな日は、配送会社は、事前に遅延を予測して集荷時間が早くなり、
ただでさえ時間との勝負の物流現場は、大騒ぎです。
特に、ファッション業界の繁忙期はまさに今です。
外は雪でも、春物の新作がどっと流れてきていますから・・・(汗)
さて、今回は物流ではなく、
たまにはファッション関連についてお伝えしようかと思います。
なにせ自分のルーツはアパレル会社出身ですので・・・
ネットでこんな記事をみました。
「2014年度末に清算されるブランド!」
情報元:アパレルウェブ アメリカンリテーリングなう
そこには、アメリカでの話だったが、
年度末を迎える前にこの1ヶ月で閉鎖を発表したブランドについてでした。
■C Wonder
日本でも有名なトリー・バーチの元主人が2011年に立ち上げたブランドで、
全米で300店舗を展開する予定だったが、会社更生法を申請。
失敗の要因は「あまりにも性急に店舗展開をしたこと・・・」らしい
■Kate Spade: Saturday, Jack Spade
ケート・スペードが2013年にスタートした廉価版とメンズ、
これも記事よれば、ケート・スペードのファンが買うには、品質が低く、
ケート・スペードに憧れる層にアピールするマーケティング戦略ができなかった。
■dELiA
1993年創業のティーンズブランド 年商2億5,800万ドルで115店舗を展開してが、
ファストファッションとの競争に敗れ、12月に会社更生を申請
・・などなど。
記事では、それらの原因をまとめて 「店舗が多すぎた」 と書かれていました。
スマートフォンを使ってネットで簡単にものが買える時代に、
ブランドが従来のチェーンオペレーションによる戦略は、
もはや通用しないどころか、経費だけを圧迫する結果になるのではないでしょうか。
ある企業から、
インターネットでは売れないから、従来の店舗販売に力を入れると聞いた・・・。
お客様との接点は店頭なので、そこを疎かにしては本末転倒だと思う。
また流行に飛びつくように何でもかんでも、ITと言うのも違和感を感じます。
でも、
本来の接客が意味する 「お客様と接する 双方をつなぐ行為」 とすれば、
今の時代 それがお店とか、ネットとかは関係ないのではと思う。
以前 高額品はネットでは売れないとか、
ネットで売れると店舗のお客様がとられる・・などなどの声をよく聞いた。
でもそれって、売り手の一方的な視点でその原因を捉えてないのではないかと思う。
本当にお客様の視点で考えて、お客様に喜んでもらう。感動させる。・・・・
その手前でSTOPしているのではと感じます。

OTS マーケティング部

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