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【食の安全と健康】

公開日: : 最終更新日:2023/05/17 経営者視点, 視察旅行

おはようございます。

 

今週は、大阪への出張で始まりました。

東京より少し暖かく感じますが、花粉も結構飛んでいそうでした(>_<)

 

 

【食の安全と健康】

 

先週末を利用して、宮崎県日向市でスーパーマーケットを展開している(株)マルイチに訪問してきました。

こちらの会社は同じ後継者の勉強会仲間で、取締役の高木資子さんは何度かOTSにもお越しになっている関係です。

 

マルイチさんは宮崎県日向市で長年スーパーマーケットを営んでいるかたわら、自社の農地で農作物を栽培して『Farm on Table』というオリジナルブランドで販売している。

 

Farm on Table』の詳細はコチラ

この自社の畑は現会長が自身のライフワークとして取り組んでいる別事業でもある。

『日向百生会』という農業チームをつくって、「100歳まで元気に長生き」を目標に取り組んでいる。

 

 

今回は、この日向百生会さんの畑で農業体験から始まりました。

全身に作業着を着こんで長靴とゴム軍手、そして首元にタオルと完全装備でいざ山の上の農地へ。

IMG_0501

はい、私はもちろん初めての体験です。

あまり慣れていないどころか超初心者として、主にブロッコリーの新種スティックセニョールの収穫を担当。

そのまま口にしてもほんのり甘いくらい、新鮮で栄養価が高く生命力に溢れていました。

 

しかし、農業体験はただ収穫するだけでは終わりません。

実際に日々ここからお店に出荷しているわけですから、その工程をすべて体験させてもらいました。

 

そうとは知らず、めったにこういった作業をしないボクらは調子に乗っていろんな野菜を収穫しまくり、その後は洗って拭いて袋に詰める作業をひたすら黙々とこなしていました。

IMG_0502

ボクらはただ収穫して出荷するまでの工程でしたが、結構な手間を個々の野菜にかけていることを知って、スーパーで数十円から数百円で売られているこれらの野菜たちが本当にありがたいものだと実感できた。

 

その後、これらの収穫した野菜や地元で採れた食材、なんと前日たまたま猟師さんが獲った野生の鹿肉やイノシシの肉など、普通では食べられないような天然の食材でバーベキューをいただきました!

野菜からお肉、お米、果物まで本当に自然の力を感じる美味しさとエネルギーに溢れていました。

IMG_0510

お腹が満たされた後は、また少し移動して無農薬栽培の秘訣、肥料の自社工場を見学しました。

こだわりの『ぼかし肥料』とは、牛糞や鶏糞などの動物性肥料を使わず、おから、もみ殻、くず米などの植物性肥料に天然微生物を混ぜて発酵させたもの。

 

こだわりの『ぼかし肥料』についてもコチラ『Farm on Table』に

IMG_0513

なんで動物性の肥料を使わないのかというと、動物のえさに含まれる化学的な物質や、その飼育環境による動物のストレスが野菜の栽培に悪影響があるから。

 

実際に世の中の無農薬栽培や有機栽培、オーガニックと言われるモノの中には、本当に安全で健康なモノが少ないのが実態らしい。

 

極端な肥料の中には、農薬以上に悪影響があるモノも実際にあって、食物連鎖の頂点にいるボク達人間がその影響を受けている。

 

こういった食の安全が脅かされている実態を農業体験から目の当たりにして、その後マルイチさんの本社に移動してOTSの産業医でもお世話になっている佐野先生に、今の日本の『食の安全と健康』について話を伺いました。

IMG_0517IMG_0518

 

ボクはその話で衝撃の事実を知りました。

 

日本の食のこだわりや安全性って、世界でもトップレベルだと思っていたのですが、実は悪い方のトップレベルの項目がいくつもあるということでした。

 

農薬、動物性肥料、遺伝子組み換え、添加物などなど・・・。

 

実際に野菜の消費量とガンの発生率がアメリカと逆転して20年も経っていたり、農薬などの使用量とうつ病の発生率が比例していたり。

 

なぜこういった状態になっているのかというと、生産者、流通、農協、消費者・・・、いろんな要因があるようですが一番は経済合理性の追求かも知れません。

 

消費者が安くて見栄えのいいモノを求めて、それに応えようとする流通業や生産者が本来の食に求められる安全性や健康よりも短期的な収益を優先してきたツケなんだと思います。

 

実際に、スーパーには形や大きさが揃った野菜が多く並べられて安く売られていますが、その栄養価は40年前と比べて5分の1くらいになっているものがほとんどらしい。

 

それくらい、本来必要な栄養素が足りない状況の中で、サプリメントのような栄養補助食品が多くなっている。

 

 

実際にこの農業体験で食べた野菜は本当に美味しくて生きている感じがしました。

でも、まだまだ多くの人に食べてもらえるほどの生産量ではありません。

 

自分たちにこれから何ができるのか。

今の現状から誰かを否定しているだけでは何も始まらない。

 

自分で行動して実態を知って感じて、本当に良いモノが分かる知識や感覚を得て、そういったモノを買ったり勧めたり応援したりしていくこと。

 

一消費者としての自分たちの行動から、日本の食を変えていく。

世界で最も繊細で美味しいと言われる日本食を生み出す国として、みんなが安心して美味しく食べられる食材が溢れる社会を目指していきましょう。

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