『物流倉庫の撮影の人のブログ』12カット目
公開日:
:
最終更新日:2023/05/17
じぶんごと
今回は業務とは全く関係の無いブログです。
先日、お恥ずかしい話しですが、帰宅途中に財布を落としまして。
経験のある方はお分かりかと思いますが…
すげぇ、ショックです。
まず、一瞬何が起こったのか理解出来ていない自分がいます。
その後、「いやいやいや、まさかそんな訳ないでしょw」とか独り言を言いながらバッグとポケットを漁ります。
一通りバッグ内を探し(ここで初めてこんなとこにも収納があったんだ♫とか、どうでもいいことに気付いたりします)、財布の存在が確認できないと、今度は腕を組みながら通って来たルートの記憶を思い出していきます。
そのとき既に、心の中では…
ザワ…ザワ…ザワ…
となっています。
その後、「ああ。落としたんだ(忘れたんだ)。」と認識し、5〜10分ほど、宇宙の始まりの事などを考え、現実逃避をしたあと、気持ちを切り替えて、カード類の凍結などの作業を心を無にして行う訳です。
財布を落とした時に本当に大変なのはこのカード類の手続きではないでしょうか。更には、免許などの身分証明書など入っているケースが多いので、これの再発行手続きも。
まあ、完全に自分が悪いのですが…
とにかく、面倒くさい(涙)
この頃には、もう現金は諦めるから、とにかく財布だけでも返ってきて欲しいなどと淡い期待に胸を膨らませています。
ちなみに私は落としたのに気付いたのが、遅い時間だったので、翌朝全ての手続きを行いました。
その後、平静を装いながら通勤しましたが、念のため、警察にも届けておこうと思ったので、会社の最寄りの駅にある交番を訪ねました。
遺失物届けにあれこれ記入し、お巡りさんがそれを確認しながらどこかへ電話を掛けていました。話していた内容をボーッと聞いていましたが、電話を終えるとお巡りさんが一言こういったのです。
「今の電話の内容を聞いていてお分かりかと思いますが、届いてますよ。」
「…お分かりかと、思いますが、届いてますよ。」
「…届いてますよ。」
届いてたーー!!!
全く諦めていたので、交番内で思わず「嘘だっ!?」とか大声で言ってしまいました。
どこかの親切な方が拾って、届けてくれていたようで、しかも中身も無事。更にお礼もいりませんという男前ぶり。※男性かどうかはわかりませんが。
朝までのテンションが嘘のように軽い足取りで通勤しました。
後で気になって調べたのですが、ご存知かも知れませんが、日本ではかなり高い確率で落とし物が届けられるそうです。
過去に一度、国が「落とし物返却率」の調査を行った結果、約25万6千件の財布の紛失届けが警察に出されたうちの、19万5千件が持ち主に返され、携帯電話に至っては、10万件のうち、約九割超の9万5千件が返却されるという結果が出たそうです。
日本恐るべし。
海外ではまず間違いなく戻ってこないことがほとんどだそうで、これは、日本人の根本的な考え方の違いからという見解もあるようです。
日本人の多くは落とした側の気持ちになって、困ってるんじゃないか?大変な思いをしているのではないか?と考えることから、届ける方が多いのではと言われています。
今回、自らの失敗から学んだのは、相手の立場で考えるという選択肢を持っている日本人をちょっと誇りに感じたことと、貴重品の管理に気をつけましょうということでした。 そしていつか自分も落し物を拾うことがあったら、届けてあげられる人間になりたいと思うような出来事でした。
この場を借りて、私の財布を届けてくれた見知らぬ親切な方へ、
ありがとうございました!!

OTS マーケティング部

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