EC構築の落とし穴
おはようございます 物流案内人の小橋です。
先日の大雪は凄かったですね~
交通網はマヒして、
やはり首都圏インフラは自然災害に弱いですね。
そもそも「インフラ」とは?
インフラはインフラストラクチャーの略で、
「下部構造」という意味です。これが転じて
「産業や生活の基盤として整備される施設」
を意味しています。
「物流」も重要なインフラとなります。
インフラの特徴を自分なりの解釈をすると
「問題が起こらないと、
その大切さに気づかない!」
電車もバスも水道もガスも
正常に稼動するのが当たり前と
思っています。
なので、
生活の中で意識することって
あまりないのでは・・・
その最大の出来事が、
「3.11 東日本大震災」
あの時は、
日本中の人々がインフラの
重要性を強く感じたのではと
思います。
さて、今回のテーマは
■「EC構築の落とし穴」
ECサイトを新しく立ち上げるとき、
まず何から始めますか?
最近では、実店舗とECを連動させて
オムニチャネル化から考える企業も
増えてきました。
「EC構築」と検索すると
カートと呼ばれるECのフロントシステムに
ついての比較情報などがあがってきます。
http://marketing-partner.jp/marketing/cart/
参考 マーケティングパートナー㈱
売上規模にあわせて
サイト上での機能や拡張性などから
スクラッチ型やSaaS型や、さらには
無料のショッピングカートまで
これだけでも頭が痛いです・・・
カートの次にアマゾンや楽天などの
複数モールに出店した場合のオーダーや
在庫などを管理する「受注管理システム」
受注を受けた後のメール配信や、納品書発行
配送会社の配達情報、さらには複数モールの
在庫の一元管理から配分まで・・・
本社のオペレーションをサポートする機能が
備わっています。
http://xn--xcke3b8fz74r4c4acubq6ywuq5w9b.com/
参考 受注管理システム徹底比較
さて、前置きが長くなりましたが、
ここまではEC構築を考えた人であれば
ご存知のことではと思います。
ここからが本題なのですが、
EC構築はそれだけでは十分でないです。
カートシステムや受注管理システムなどの
情報をもとに、リアルで商品を管理して
正確に、効率良く、早く処理するための
物流を忘れていませんか?
・倉庫に実在する在庫とサイト上での
在庫はちゃんとあっていますか?
・商品違い、送り先間違い、指定日違い
などをちゃんと管理できていますか?
・店舗用とEC用の在庫は区分けされていますか?
・オーダー取消しや返品などはちゃんと
管理できていますか?
などなど、どんなにかっこいいサイトを作って
メルマガやコンテンツなどで集客しても、
最終での顧客接点である
物流での失敗は致命的です。
でも、
ECに関するセミナーや書籍を見ても、
物流についてはあまり触れられて
いないです。
なので、
物流会社選びは見積りを取り寄せて
料金比較だけで決めるところも多いです。
もしくは、
カートなどのシステムまわりが決まった
あとに物流を後付で考える企業も多いです。
さらに言うと、
リアル店舗をからめたオムニチャネルは
もっと複雑で、店舗を管理している
販売管理などの基幹システムも絡みます。
店舗の在庫がネットで見れたり、
ネットで取寄せたり、お店に取置きしたり、
さらには、
複数モールの在庫を一元管理したり、
そこでの在庫処理は、
バッチ処理?APIでリアルに反映させる?
・・・結構複雑だとおもいませんか?
なので、
その企業の事業戦略にあった商流から物流までを
トータルで設計しないと正常には稼動しないです。
先日も、
「運用設計もオムニ化させることが大切」
とのブログを見つけました。
そこでは、
従来よりも部門間が密につながっており、
システムだけでなく、
各部門の意思決定や情報連携が
連鎖することで、
初めてエンドユーザーに価値が提供されます。
運営そのものも、
「オムニ」になっている必要があるのです。
http://markezine.jp/article/detail/23653
読んでいて凄く納得したのですが、
ここでも
物流部門は触れていませんでした・・・・
マーケティングよりのレポートなので、
そこは触れていないのかと思いましたが、
顧客接点である物流も凄く大切なのではと・・・
物流案内人としては、
物流の大切さを伝道していかないとと思いました。
いかがでしょうか?
EC構築を考えた時に
商流の視点だけでなく、
商品を動かす物流の視点も・・・お忘れなく。

OTS マーケティング部

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