物流が軽視される理由・・・
公開日:
:
最終更新日:2023/05/16
ファッション物流, ファッション業界(業界情報)
こんにちは 物流案内人の小橋です。
外苑前の銀杏並木を車で通りましたが、
銀杏の葉が黄色にすこし色づいていました。
この景色をみると、古い話ですが、
明石家さんまと大竹しのぶの
「男女7人物語」のエンディングを思い出します。
岡山の田舎から出てきて、この景色を見た時に
「これTVで見た!」とひとりで感動していました(笑)
さて、80年代の話はさておき、
今回のテーマは、
「物流が軽視される理由」についてです。
このブログでも、
物流の大切さ・凄さをお伝えしてきました。
でも、当時 アパレル会社にいた時は、
物流には何の興味もなく、むしろ卑下していました。
営業の最前線で働いている時の関心は
店頭や市場での売上や売れ筋情報、
いわゆる
マーケティングやMD(マーチャンダイジング)
当時 アパレル会社で物流部門への
異動は、屈辱的な事として考えていました。
(・・あくまで 個人的な見解です)
また、
時代背景もあったと思います。
大量消費の大量生産!
作れば売れた時代を引きずっていましたから・・・
倉庫には山のように商品があり、
売上をとるためには、どれだけ店頭に摘みこめるか?
営業力=売り場を広げる、商品を多く投入できる
そんな感じだったと思います。
社内では、売り場と、商品と、販売力、
とにかく 売上だけを見て議論していました。
なので、
物流と言うよりは、倉庫ですね。
大量に商品を保管し、デリバリーするだけの機能
単なるコスト部門にはあまり関心がなく。
物流費を気にしているのは、経理部門だけでした。
ここにきてではないでしょうか。
在庫回転率やプロパー消化率をKPIとして
重要視する企業が増えてきたのは・・・。
そして、物流費を下げるには、
物流会社や倉庫会社を叩くだけでなく、
自分たちの物量含め、生産背景から流通過程の
見直しだと考えている企業も出てきました。
当時 物流会社もそれに甘んじていました。
とにかく言われたことだけやっていれば
それでよかった
でも、最近では、物流改善は当然のこと
物流からの提案を希望される会社が増えてきました。
さらには、ECの拡大とあわせて、
事業戦略に物流を絡めて、
エンドユーザー向けのサービスを
考えている企業もあります。
さて、そろそろ終わりなので・・・
まとめると、
物流が軽視されてきた背景をお伝えしました。
そして 物流の大切さを理解して、
事業戦略として物流を見直している会社もでてきました。
皆さんの会社はどうでしょうか?
ご意見などあれば、ご連絡頂ければと存じます。

OTS マーケティング部

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