滞留在庫の削減・・・物流会社にできること!
公開日:
:
最終更新日:2023/05/16
ファッション業界(業界情報) 在庫, 滞留在庫
おはようございます 物流案内人 小橋です。
先日 タイ・カンボジアに1週間ほど
海外出張に行ってきました~
タイ空港に降りてすぐに感じたのは・・・
「日本より暑くない!」
その日は、東京でも38℃の猛暑だったので、
より赤道に近いタイは、もっと暑いのではと
覚悟していたのですが・・・意外と暑くない???
日本の暑さは異常だなと感じました。
さて 今回のテーマは、
□「滞留在庫の削減」
・・・についてです。
実は、
今回の海外出張の目的もそこにあります。
ブログで何度かお伝えしていますが、
前職のアパレル会社で倒産を経験しています。
そこで一番に痛感したのは、
「在庫は悪!」 だと言うことです。
当然、売上げを上げるために商品は必要です。
お客様がお店に来た時に、欲しい商品が並んでいて
いつきても飽きさせないようにする必要があります。
でも、誤解を恐れずに言いますね。
それでも、「在庫は悪です!」
もっと言うなら、市場のニーズに応えられなかった
在庫は悪以外の何者でもありません。
最近 話題になった東芝の不正事件!
これも「チャレンジ!」といって事実以上に数字を
積み上げさせた結果なのでは・・・
アパレル時代 店頭の売上推移とはあきらかに
かけ離れた商品を店頭に投入していました。
店舗では、
「売れなければ、返品すればいいや」
「欠品して機会ロスするより、在庫は抱えた方がいい」
「残った商品は、バーゲンで消化できる」
・・・・などなど、いろいろな理由をつけて
在庫を持ちたがります。
残った商品は、
定価だった商品も数週間後には、
30%OFFなど値下げされて売っていて、
自分達で商品価値を下げているとしか
思えないような状況でした。
ユニクロやファストファッションの出現で
商品価格が下がって物が売れない・・・
と聞きますが、それ以前から
「最後は値段を下げて売ればいいや!」
との安易な考え方だった事が
ブランドとしての価値を消費者との間に
築けなかった事が
一番の原因ではないでしょうか。
かなり前置きが長くなってしまい、
ごめんなさい。
会社倒産の原因が過剰在庫だったので
ついついこの手の話には熱くなってしまいます。
最近は、在庫管理のあり方が少しづつ変わり。
消費者も値下げしても、欲しい物しか買わない・・・・
など、プロダクトアウトからマーケットインにシフト
してきています。
ただ、
それでも まだまだ在庫を多く抱えて困っている
アパレル企業は多いです。
そこで、
□「物流会社に何かできないか?」
と考えました。
それが、OTSが滞留在庫を荷主に代わって
在庫消化をお手伝いするサービスです。
そのひとつが、
海外マーケットの市場開拓です。
OTSでも100を超えるブランド品が
倉庫で眠っています。
その商品を必要としているお客様に、
荷主に変わって海外に直接お届けする企画です。
詳しくは、次回お伝えいたしますね。

OTS マーケティング部

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