ある物流現場にて
公開日:
:
最終更新日:2023/05/17
ファッション物流
こんにちは、業務企画室の阿藤です。
社内の改善を探しながら
ひとつひとつカタチにしています。
例えば今日はこんなことがありました。
『良かれと思って(ある作業を)ここまでこだわってやっているんだけど
正直この作業の採算がとれてないんだよね』
・・・ちょっと突っ込みどころ満載の内容かもしれません。
(こだわっている割には、採算については無責任??)
少し整理させていただくと・・・
・お客様の求めている事の対価(正価)を頂くことが仕事
・お客様の求めている以上のことができると感動、満足につながる
・適正な利益を継続し、満足するサービスを継続することが商売
上記が基本原則だと思いますし、
その3つのバランスが重要だと思います。
また、もうひとつ、重要な要素として
お客様に向き合っているかだと思います。
例えば、
『こだわってやっている』⇒そのこだわりはお客様は喜ぶのか?
(ただのおせっかいでは?)
『良かれと思って』⇒単純に聞くのを怠っているのでは?
(それとも、日本人の美学でしょうか?)
⇒でも、美学で採算が取れなければ、その美学は自己満足で終わってしまいます。
(結果、継続できなければ、お客様に迷惑をかける、そこまで意識しているか?)
特に物流の人は、恥ずかしがり屋が多いので
対話や顔を合わせることなく、自分自身や周り、同僚の考えで完結する傾向が強いです。
さらに、採算の視点でいえば、『点』で考えるべきかどうかがあります。
例えば、その作業単体で採算が取れなくても、全体で適正な利益が創出できていればいいはずです。
いままで、満足に十分なサービスを提供しているにもかかわらず、
その単体作業の採算に注視して、料金や作業内容の交渉をしたとします。
あなたがその交渉を受けるお客様だったらどうでしょうか?
『なんで、いまさらそんなこと言ってくんの?』
『そこまで求めていなかったのに、何か頼む側が敵みたいじゃん・・・』
相手の立場も想像してみてください。
物流は、『後処理型業務』と言われています。
※発生した仕事の処理をなんとかすることが中心で、その仕事の発生のコントロールに比重が低い
その中で、特に人件費のコストコントロールに注視している現実にあります。
つまりは、コスト悪化の要因⇒お客様につながりがちで、
かえって、お客様に向き合うことをしなくなっていく・・・
物流現場にありがちな現象ですが
これが続くと未来がありませんね。
単純に、困っていることはしっかり伝えて
とことん対話すればいいですよね・・・
その分、要望に応え、感動してもらえるように注力する。
(ちなみに、交渉は戦争や勝ち負けではありません。 )
そんな現場づくりを目指しています。

OTS マーケティング部

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