当日の出荷ってどれくらいできるの?
こんにちは!お客様担当の阿藤です。
今回もお客様からのよくある質問について
触れさせていただきます。
それは、
『1日の出荷ってどれくらい(何点)できるの?』
『いつまでの指示を対応してくれるの??』
という質問です。
すぐに、
『○○○点までできますよ!』とか
『何時までもがんばりますよ!』とか
回答できれば物流の構築は簡単なのですが
実はそんなことは現実できていません。
では、どのような視点で考えると
最終的に両社のルール設定ができるのか、
そのポイントをお伝えさせていただきます。
ポイント① 最終いつまでに運送会社への引渡しを行うか?
まず、基本的な考え方として、
店舗、納品取引先向けの納品や、ECのユーザー出荷については、
佐川急便やヤマト、百貨店納品代行へ荷物を引き渡すことで
納品先へのお届けを実現しています。
つまりは、引き渡す最終時間までに、
出荷の業務から梱包まで完了できるか?
その逆算から、
・いつまでに出荷指示をもらえばいいのか?
・どれだけの数量を出荷対応できるのか?
その検討が始まります。
では引渡し時間はいつなのか?
多くの運送キャリアは、18:00頃となっています。
昔は20時や22時まで待ってくれた・・・こともありましたが、、、
昨今のニュースでもある通り、
運送業界は厳しい状況を迎えておりますので
しっかりとしたルールでの運用を求められるようになってきました。
ポイント② 荷物の引渡しまでにどんな作業があって、どれくらい時間を所要するか?
ポイント①でお伝えしましたが、
運送会社へ引き渡すために、どれだけの作業があるのか?がポイントとなります。
例えば、百貨店などの専用値札の作成・取付があるとか、
システムがはいっていて、商品をピッキングする場所が明確で簡単なのか、
逆に、探す手間がかかって、出荷間違いがないか確認する作業が
2人1組で読み合わせでやるのか?
その内容によって、
出荷できる数量と、
対応できる出荷指示受領時間が異なってきます。
ポイント③ 営業時間内に終わる業務設計か?
物流の作業費用、つまり料金は、基本的に適正な単価で取決め、
運用することが基本です。(あたりまえですが)
では、その『適正』の要素の一つとして、
・基本営業時間内に作業が完了するか?
というポイントが重要になります。
物流コストの大きな原価のひとつは人件費です。
そこには、社員とパートと大きく分かれます。
簡単にいうと、
残業までかかるくらいの業務の場合、
その人件費を転嫁する必要がある
ということです。
仮に、いくらコストがかかってもいいから
要望に全て対応してほしい!
などのご要望なら別ですが、
お客様のほとんどは、『なるべくコストを抑えたい』ことが基本だと思います。
それでしたら、OTSも、
基本営業時間内に終わる業務設計を提案することで、
言い換えると、『適正なコスト』で運営するための方法をご提案、
もしくは一緒に模索することを実行しています。
もちろん、お客様の売上があっての物流なので
売上の展開のためなら、多少の無理は対応していますので
ご安心して、まずはご相談いただければと思います。
ファッションの物流も、
昔(バブルくらい??)は商品をつくればどんどん売れた時代と聞いていますが
当時は遅くまで物流も稼働して、たくさんの商品が流通していたと聞いています。
昨今は、『ジャスト イン タイム』、
必要な時に、必要なだけ、届けるということの変遷のひとつなんでしょうね。

OTS マーケティング部

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