オーティーエス社内SEのブログ 無人化のためには人が必要・・・?
おはようございます。 オーティーエスシステム企画室の中村です。 ずいぶんとご無沙汰しております。 皆様夏休みは取れましたでしょうか? もしかするとこれからと言う方も、そんなものは都市伝説、と言う方もいらっしゃるかもしれません。 大変お疲れ様です。 今年も沖縄に行ってまいりましたので、少しだけ沖縄の風景を紹介いたします。 沖縄は何度か行っているのですが、今回はあまり行った事の無い中北部メインに行ってきました。 沖縄は那覇などの大きな町は主に南部にあって、北に行けば行くほどのんびりした風景が多く見られるようになります。 管理がしっかりしている瀬底ビーチ~遠浅ですが思ったより魚が沢山います~ 国頭村近くの森の中のお店~のんびりした空気が流れます~ 南部の海カフェにいた猫~初めて沖縄に行った7年前くらいにもいました~ 便利な南部もいいですが、のんびりした北部もすごくいい時間を感じられます。 せかせかしたくない、何もしたくない、と言う方はもしかすると北部の方が気に入られるかもしれません。 機会があったら是非行ってみてください。 きっと気に入りますよ。 ■羽田空港に近未来のマシーンが そんな沖縄旅行に出発する際に羽田空港を利用したのですが、 手荷物を預けようとしたら、何か大きな機械が並んでいます・・・ 遠くから見ると貨物列車のコンテナのようなものです。 何だあれは?と思って近づくと・・・自動手荷物預け機だそうです。 https://www.ana.co.jp/domestic/promotions/airport_renewal/baggage/ 未来感がありましよね。宇宙船の脱出ポッドみたいな・・・ 今まではスタッフの方に荷物とチケットを渡して対応して頂いていた業務を乗客自身にて対応する、 そんな感じになりました。 ■近未来の自動マシーンには人は不要?必要? 確かにスタッフの負担が大きそうな業務でしたね。 重いトランクを次から次へとコンベアに載せ、ずーっと立ち仕事。 おまけに早朝から深夜までありますから、人材確保も大変だったのかもしれません・・・ そんな事情があったのかは分かりませんが、羽田空港では無人化となったようです。 スーパーやGUなどに導入されているセルフレジのような感覚ですね。 実際に僕もこの近未来のマシンを使って荷物を預けましたが、 感じたのはこのマシンを開発・運用するには相当な人員を投入しなければならないと言う事です。 無人にするのに人員を投入する?日本語間違ってますよ、と思われるかもしれませんが、大丈夫です。 どういう意味かと申しますと、 誰にでも使えるように様々な工夫を施す必要があり、その開発とテストのために相当な人員を投入してきた、と言う意味です。 使い方をざっくり書くと、 1.マシンのシャッターが開くので荷物を入れる 2.Eチケット(二次元バーコード)を機械の読み取り部にかざし、読み込ませる 3.印刷された荷物用タグを荷物に取り付ける 4.シャッターが閉まって預け入れ完了 以上です。 たったこれだけ。簡単でしょ?誰にでも出来ますよね? 乗客だけでできるんだから人を減らせるんじゃないの? ・・・と思うのですが、そこに至るまでは沢山の工夫を凝らしてきたものと思われます。 ■ 無人化にするまでには大いに人が必要 乗客だけで使用するため、様々な工夫が施されていました。 例えばマシンにはモニタが付いていて、動画で使い方を説明してくれますが、これが文章だったらどうでしょうか? 生まれて初めて見る機械の使い方を文章だけで説明されてもピンと来ないと思います。 また荷物を入れる部分にシャッターを付けたのは安全面だけでなく誤操作防止のためでもあると思います。 荷物を入れてほしくないタイミングや作業の流れの一本化のために空けるタイミング、閉めるタイミングを決めています。 万が一チケットの情報と荷物の紐付けができないパターンで荷物だけ運ばれていってしまう事の防止なども考えられいるようです。 こんな感じで色々なパターンの検証と迷わない使用方法を乗客に示すために 相当な時間と人員を投入して開発し、繰り返し繰り替えしテストしたんだろうなぁと感じました。 様々な困難を解決している開発現場の筆者のイメージ ■無人化への投資 倉庫や物流でも人材面、効率面など色々な理由で無人化にシフトしていく部分はあり、その流れは年々強くなっていると思います。 ハンディターミナルの導入だってその一環です。 複数人で確認していた作業を一人で出来るようにする、無人化ですよね? 送り状と納品書が一体型になっているのも付け合せ作業を省く事ができ、無人化の試みかと思います。 最近では大手のEC業者や量販店の倉庫で無人化のためのロボットや機械が数多く運用されており、 この無人化の流れに乗り遅れるな!どんどんと無人化しよう!もっと利益を大きく出来る!と思われるかもしれませんが、 今回紹介した通りそのためには大きな投資が必要になります。 もしかするとそれは想像以上に大きく、儲けが出るまでには想像以上に長い長い道のりになるかもしれません。 無人化への流れが強くなって行く今後を考えると、 無人化できる業務や敢えて有人で対応していく仕事の選択が重要になるのではないかと感じています。 そんな事をぼんやりと思いながら、 人である僕は無人化となった時に生き残るために自身に投資しておかなければ・・・ と少しだけ危機感を感じました。 それではThe following two tabs change content below.
OTS マーケティング部
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私たちは毎月発行の社外報『オープントークス』をはじめ、社内報や企業HP等オーティーエスを内外にアピールする活動を行っております。
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