【タイのリユース市場】
公開日:
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最終更新日:2023/05/16
リユース事業
皆さん、おはようございます!
今週初めにフィギアスケートのグランプリファイナルで羽生選手が自己ベストを更新して、自身の世界最高スコアを塗り替えました。
一人別次元の滑りと言われていますが、テレビで観ていてもその存在感や風格には普通とは何か違うものがあるような気がしてきます。
他にも日本や世界の若手選手がどんどん台頭してきているので、これからの個人の活躍と共に全体のレベルアップが楽しみです!!
【タイのリユース市場】
先日、タイ出張でタイの巨大なリユースマーケットを視察してきました。
そこは首都バンコクから東に3時間ほど移動したカンボジアとの国境近く。
アランヤプラテート(アラン)という聞きなれない地名でした。
先ずは現地に行くまでの車での移動の際に、車中から見る景色がどんどんと田舎というか草原の中に入っていく感じで、どこに連れていかれるのか不安になりかけたころ、目的地のアランに着いたという感じでした。
到着すると国境近くということもあり、遠くにはビルなどの街並みも見え、ここのリユース市場はインドチナ・トレードセンターという名称で、東京ドーム10個以上の敷地面積が今でもどんどん広がっている状況でした。
ここに集まるモノは、日本からのリユース品はもちろん、世界中からリユースに限らずいろいろなモノが集まってきている感じでした。
新しい3階建ての住居兼店舗の建物もあれば、戦後の闇市をほうふつさせるようなバラックのようなエリアもあり、アパレルから食材まで本当に多種多様な巨大市場がそこにありました。
ここに買い付けに来ている人はタイ人かカンボジア人が多く、最近は観光ツアーの一環で中国人などの外国人も訪れているようです。
実際に、あまりに多い店舗と物量を目の当たりにして、これが東南アジアだけで流通するものなのかと疑問に感じるくらいでしたが、実際にこちらに日本からのモノを卸しているエクスモーダの白川社長に話を伺うと、逆にここへ日本や海外のバイヤーが買い付けに来てリユース商材の仕入れも行っているとのことでした。
世界中で生み出されたファッションアイテムが、同じく世界中で使用されリユース品として回収され、こういった後進国の巨大市場に流れてきている様が熱気として伝わってきました。
OTSのカイテン倉庫のサービスの最終出口として、直接ここにモノが流れることは少ないと思います。
しかしいくつかのお店や何人かの人の手に渡った商品が捨てられずにここにきて、少額でも新たな価値になることも一つの商品のライフサイクルとしては在ってもいいのかもしれません。
今後世界の人口が増えていく中で資源が限られているとしたら、使えるモノや価値のあるモノをギリギリまで使える状態で流れる仕組みを創ることも、ファッション業界としては必要なのではないかと思います。
新たなモノも価値に応じた価格で動き、リユース品もその価値に応じた価格で動いていく。
その流れがリアルとネットの世界で自由に動き回ることで、ファッションアイテムの市場が活発になりファッション業界の活性化に繋がればと感じました。
改めて、OTSがその中で何ができるのか、皆で知恵を出し合って動いていきます(^^)/

OTS マーケティング部

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