1秒の改善の価値
こんにちは!
ファッション物流改善アドバイザーの阿藤です。
早速ですが、タイトルより本題です。
いまより、『1秒』改善できたら、
いま読んでくれているあなたはどのように感じますか?
たいしたことないですか?
過去になんどかご案内しているブログの話題では、
よく時給換算の話を挙げさせていただいています。
パート時給\1,000の場合は、
約0.3円/秒(1,000÷60分÷60秒)の価値があると考えます。
社員が時給換算\3,000だとすると
約0.83円/秒です。
1秒の改善は、利用する文房具備品などの置き場所を変更するだけで実現します。
歩数だと、2歩改善すれば実現します。(1歩=0.5秒)
あとは、何人が、何回実施するか?
例えば、50人のパートさんの現場で1秒改善したら、
15円/回あたり改善します。
20日/月稼働で、300円/月、
年間で3,600円/年間の改善になります。
物流費の改善は、そのまま利益に直結します。
どうでしょうか?
たかが1秒の改善でも
されど馬鹿に出来ないと思いませんか?
改善は大きな方法ばかりの思案になりがちですが、
実は小さな改善の積み重ねが重要だったりします。
物流的な事例でいうと、例えば・・・
ダンボールの組み立てをする際に、
底面を3本留めでガムテープを留めるとします。
(いわゆるH留め)
実際にやるとしたらどのようにイメージしますか?
ガムテープを貼って、
テープロールを置いて、
貼ったガムテープを折り曲げる
⇒繰り返し
これを、テープを置かずに
まず、貼ってから、その後テープロールを置いてから
各所貼ったテープを折り曲げると統一したら・・・
2回テープを置いた分だけ、改善できます。
大体2秒くらいでしょうか?
実はこの事例は、案外、作業をする人任せで
やり方はまちまちだったりするので
ルールを統一するだけでも改善につながります。
また、参考までに、備品などの置き場所は
人の作業域を想定した方が良いとも言われています。
※適切な画像が見当たらなかったので、
『作業域』と検索してみるとわかると思います。
雇用されている人のほとんどは
時給換算できますので、
物流に限らず、改善はできるんじゃないかと思います。

OTS マーケティング部

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