「進化する物流センター」
こんにちは、物流業界のシューゾーこと小橋です。
ある夜中 メッセンジャーにこんな質問が飛んできました~
数多くのECサイトの構築・運営をサポートされている・・・尊敬するアルマドール野田さん
~買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)~
からのご質問でした。
物流の効率化・・それもロボット化って今後どのように浸透・進化していくのか?
そう言えばあまり考えたことがないな~って気づかされました。
そのやりとりは、野田さんのブログの中で、これから効率化が進む反面、手間をかけることが重要だとかかれていました。
その内容は、こちら・・・・
Contents
「効率化はイヤでも進むので、これからは手間が価値になる」
https://armador.co.jp/blog/labor/
どうなんでしょうね?
自分の物流歴は11年ですが、この11年でどこまで進化してきたか?
さらには10年後どのように物流は進化するのか?
みなさんはどう思われますか?
ひとつ言えるのは、ネット通販が猛威をふるっていますが、
ネット通販の出現によってWEBまわりだけでなく物流もかなり進化し始めています。
さらに、ネット通販会社にとって、物流はビジネスのベースであり、
アマゾンもZOZOも、物流に関しては第三者の物流会社に任せないで、自社で運営しています。
この記事もそう・・・
「ロコンドが22億円を投じて物流機能を強化」
https://netshop.impress.co.jp/node/3106
参考:ネットショップ担当者フォーラム
ロコンドも4回目の物流移転とのことですが、まさに物流がかわることに事業は拡大しています。
もしくは、拡大するために物流を移転しています。
もともとはこの記事がきっかけですが・・・・・
物流が重要であるとともに、物流費のウエイトが高くなるため、どう効率化するか?
そこにはロボット化などのテクノロジーが強大な資本をバックに技術革新が進んでいます。
「Amazonの倉庫番ロボットが24億円以上のコストカットに成功、人間の仕事を奪う日も近い?」
参考:thebridge
さらには、倉庫の中だけでなく、物流拠点をどこに置くのか、配送網も重要な選択肢になってきています。
アマゾンの2015年度の売上高に占める配送費比率は11.6%で約1.3兆円・・・驚きの数字です。
そこの改善が重要になってくるのはうなずけます。
「アマゾンが秘密にする物流センターの正体」
http://toyokeizai.net/articles/-/121435
参考:東洋経済オンライン
最近のニュースでは、ニトリの倉庫にもロボットが導入されました。アマゾンがルンバのような
地上を這うロボットに対して、ニトリのロボットは頭上をロボットが動いて、商品をピッキングしてきます。
その記事がこれ・・・
「ニトリのロボット倉庫に潜入」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/031400276/?P=1
参考:日経ビジネスオンライン
さらには、アスクルも詳細は書いていないですが、新物流センターにはロボットが導入されています。
「アスクル、横浜市に新物流センターを整備 – ロボット導入により自動化」
http://news.livedoor.com/article/detail/11443704/
参考: マイナビニュース
以前、アスクルの倉庫見学に行ったことがあるのですが、その時もマテハンといわれる
自動機器が動いていました。シューターと呼ばれる振り分け機や、デジタルピッキングと呼ばれる
自動化ではないですが、人間の作業を補助する機会が導入されていて、その当時もかなり
進んでいるなと感じました。
ウエラブルのハード機器としては、こんなのも物流現場にはありますよ。
スマートグラスとAR(拡張現実)を使った事例です。
「DHLサプライチェーン/リコーの倉庫でグーグルグラス活用試験に成功」
http://lnews.jp/2015/01/h012803.html
参考:LNEWS
ハンドフリーで作業効率をあげる音声物流の事例も増えています。
「ヴォコレクト 【国内事例映像】ケイヒン株式会社」
・・・・どうですか? 倉庫作業の中でも、商品をピッキングする作業は
規模が大きくなればなるほど、歩数も増え、効率も悪くなり、疲労度も高いので、
自動化、効率化を目的に、テクノロジーが使われています。
いずれにしても、
人が行っていた作業はどんどん機械化(ロボット)に変わっていくのではと思います。
ただ、ひとつ課題はこれらの技術は莫大な投資が必要です。資本がある大手企業はいいのですが、
中小企業はどうしたらいいんでしょうね?
その答えのひとつが自分たちのような物流会社を使って、複数の企業の物流を取りまとめて行う、
それも今まではそれぞれバラバラの運用で行っていましたが、
共通の仕組みの中で、動かすことが必要になってくるのではと思います。
なので、
物流機能などはどんどん効率化をすすめていき・・・
冒頭の野田さんの話に戻りますが、そこで効率化された時間や費用を使ってお客様を喜ばせる手間をどれだけかけられるか?
そこに企業の差異性がでてくるのではと思います。
ちょっと今回もボリュームが多かったですが、物流についての最新事情をまとめました。
野田さんのように物流について聞いてみたいことがあれば、いつでもご連絡いただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

OTS マーケティング部

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