【システム導入のポイント】
公開日:
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最終更新日:2023/05/16
システム
おはようございます!
今週から3月に入り、気温も春らしい感じになってきましたね(^^)v
先週末は久々にゆっくりと過ごしましたが、たまにはこういう日も必要ですね。
身体は忙しさに慣れているつもりでも、徐々に疲労が溜まってきているものだから。
【システム導入のポイント】
実は、このところお陰様でOTSへのシステム関係のご相談が増えています。
各社いろいろな課題があって、自分たちが本当にどうすべきかが明確になっていないケースが多いように感じます。
システムってだいたい専門用語が多くて、更にどんどん新しい技術や製品が開発されていて、本当に分からないし何がいいのか判断しづらいですよね。
実はOTSも創業から今まで30年間に渡り多くのシステムを導入したり、加えてさらに多くの顧客システムの運用を行ってきました。
ある意味、もっとも多くのシステムに触れてきた経験があるのかもしれません。
その経験を生かして、最近は自社のシステムを提供したり、グループのシステム会社から基幹(販売管理)システムを始めとした全社システムの導入をサポートすることが増えてきました。
100%完成された完璧なシステムではありませんが、ある程度自由度があって各社の環境や運用に合わせられる仕様になっています。
システムを導入された経験がある方は分かると思いますが、新しいシステムを導入してもすぐにスムーズに運用できたり、導入効果が発揮されることってそう多くはないんです。
一つは、本当に自社に合ったシステムが導入できていないために、実際に使う人達の使い勝手が悪かったりしてきちんとした運用がなされないから。
更に言うと、本当に自社に合ったシステムかどうかの以前に、本当に自社のあるべき運用が明確にされていない事や統一されていないケースの方が多い。
この『自社のあるべき運用』が実は非常に重要で、特に中小企業では人によってやり方が違うことが多い。人によってやり方が違うままシステム構築すると、とんでもなく複雑になったり高額になったりしてしまう。
よく、当初の想定よりもシステム構築が高額になるのは、このように様々なやり方が存在するままにシステム構築を進めてしまうことで起きる。
いろいろな事情でシステム構築のリミットが切られているかもしれないけど、本当に良いシステムを導入したいのであれば事前の『自社のあるべき運用』を明確にする手間を惜しんでダメです。
この『自社のあるべき運用』を明確にすることが、システム導入の最大のポイントだから。
しかし、現実にはこの部分が最も大変で労力がかかる部分でもあるので、ほとんどの場合不十分なまま進んでしまうことが多く、後でしわ寄せがくることになる。
そのしわ寄せが、多くの人の運用に合わないとか、予定以上の高額になるとか、更には複雑すぎる仕様になってしまって、その後の改修に更に高額のコストが発生するとか。
元を質すと、結局この『自社のあるべき運用』が明確にできていないがために、起きていること。
なので、構築前の事前の業務調査や標準業務フローの整理・調整は、手間と費用を惜しまずにしっかりとかけるべき。
逆にこの業務調査のレベルや手間の掛け方が、システム構築を依頼する企業のレベルを測る物差しにもなる。
当然、これだけ重要な業務調査や標準業務のまとめは、自社の中でも幅広く深い業務経験があって論理的な思考や全体の流れがイメージできる人材を充てるべきこと。
業務運用や管理面での社内のエースクラスと高レベルのシステム開発企業がマッチすると、予想以上に使い勝手が良く、必要な情報が引き出し易いシステムができる可能性が高くなる。
システム構築や導入の本当に大事な部分は、事前の準備にあることを理解してもらえればと思います。

OTS マーケティング部

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