「ファッション業界はお先真っ暗・・・」
公開日:
:
最終更新日:2023/05/16
ファッション物流, ファッション業界(業界情報) エクスマ, 短パン
おはようございます。 物流案内人の小橋です。
ここにきて少しは寒くなりましたが、特に12月頃までは暖冬で、
どこのアパレル会社もコートなどの重衣料が売れなくて困っているとの話を聞きます。
あのユニクロも前年割れが続いており、
この業界全体での不振はいまだかってなかったと危惧する声も多いです。
そのことを業界向けブログでも取上げていて、
今までは市況が厳しい中でも打開策があった、
「97年時点ではユニクロブームがあったから低価格化が解決策となり、
2008年当時はファストファッションブームだったので、
低価格化とトレンド化が解決策とみなされた。」
それが低価格化は限界、
高額化が難しい・・・トレンド対応もやり尽くした、だから解決策が見つからない。
※南充浩の繊維産業ブログ 抜粋
http://minamimitsuhiro.info/archives/4572161.html
さらには、日本の企業を海外に誘致や出資している知人からも
「アパレルには融資をしない!」とはっきり名言されました。
重ねて「ファッション業界の20%の企業が赤字・・・」とも言われています。
アパレル専門物流のOTSもこのまま業界とともに地盤沈下していくのか・・・
いよいよですね。どうしましょうか?
ただ、ダーウィンの種の起源ではないですが、
そう言った時代でも変化に対応して進化していく企業がでてくるのではと思います。
その進化がなんなのか? その時に物流含め、
流通におけるインフラはどうなっているのか?
過去の成功体験や業界の常識にとらわれず、消費ニーズやマーケットの変動を捉え、
新しいことに挑戦することが求められていると思います。
先日もあるセミナーに言ってきました。
Contents
「疲弊したファッション業界を救うのは誰? モノを売るな!体験を売れ!」
そのセミナーでは冒頭では、
タンゴが流れ「リベルタンゴ」と「ココ・シャネル」の話がありました。
ココ・シャネルは、シャネルの創業者。当時のタブーと言われたことを犯し、
新しい事に挑戦して当時の女性の価値観や生き方にまで影響を与えた、
まさに洋服を作ることで革命を起こした人物・・・
「かけがえのない人間になるには、常に他人と違っていないとならない」
何か新しいことを始めると、そこには批判や反発を受ける。
それを超える覚悟を持たないと何も変わらない・・・
すごい!かっこいい!と思いませんか?
会場も映画館のスクリーンを前にはなされていて、そんなセミナー他ではないですよね。
多くの方が参加されていて、その凄さをブログやSNSでアップされています。
顧客との関係性を構築し、行動することの大切さを個々の視点で捉えていて面白いです。
碓井勝範 アナデジマーケティング
http://www.onemore-u.com/?p=20139
買い物中毒ファッション通販アドバイザー 野田大介
https://armador.co.jp/blog/sns/
「短パン社長!」
「エクスペリエンスマーケティング」の藤村先生の後に、
「短パン社長」こと奥之谷圭祐社長の話がありました。
アパレル会社の社長なのですが・・・ご存知ですか?
「短パン」と検索するとTOPにきます。
TVや雑誌などでも取上げられているのでご存知の方も多いかと思います。
自分は最初 短パン社長の印象では誤解していました。
ただ目立ちたがりの、派手好きな社長・・・
オラオラ系のように感じていたのですが、まったくの間違いでした。
アパレル会社の社長とし誰よりも取引先(卸先)の会社の事を考え、
どうしたら卸先の店舗が売れるようになるか?
お客様との関係性を気づけるかを考え、
圧倒的な行動力でそれを実践してきた人なんだなと感じました。
第一印象で自分と同じ印象の人もいるのではと思います。
でもライブの短パン社長のセミナーでは、
自分自身の失敗や成功した実体験から学んだ事を、
一人でも多くの人に伝えようと自らの言葉で熱く語っていました。
言葉では伝わり難いので、
ぜひ「生 短パン社長」をその目で見て感じてください。
http://tanpan.jp/blog/archives/9144
またまた長文になってしまいましたが、
ここまでだと「エクスマ」と「短パン社長」の紹介で終わっちゃいますが・・・
実は、この文字がスクリーンに映った時に衝撃がありました。
自分たち物流会社も、短パン社長とまったく同じ思いだったのだと・・・
短パン社長はその手法を
エクスマというマーケティングによって、洋服屋に貢献しようとしていますが、
自分たち物流会社は、「物流」=商品を必要している人に、
必要とされる場所と必要なタイミングで、必要な数を届ける。
短パンが「商流」であるマーケティングでお客様に選ばれる仕組みを伝えていて、
自分たちはその思いも含めて、
商品を届ける仕組みによってお客様に喜んでいただける仕組みを考える。
物流のことを、「3PL」と呼びます。
「荷主に対してロジスティクス改革を提案し、
包括的にロジスティクスサービスを受託する業務である」
ごめんなさい・・・なんのこっちゃですよね。。。
次回で詳しい事はお伝えしますが、自分たちにとってお客様はファッション企業様です。
その会社の「商い」である、商品の流れ=「流通」
もしくは、「サプライチェーン」を管理し、
お客様の売上と利益に貢献することが自分たちのミッションです。
商流と物流で攻め方は違うとおもいますが、最後の目標は同じではと感じました。
ついつい短パン社長に影響受けて熱くなりましたが、
物流がどのように貢献できるかを次回お伝えできれば思います。

OTS マーケティング部

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