灼熱の日本、デリケートな服飾品。倉庫の工夫
近年、日本の夏が年々暑くなってきたと感じる方は多いと思います。
「猛暑日」なんて言葉も良く聞くようになりましたよね。
今回は、日本の気温上昇と服飾品との関係や、私たちオーティーエスの取り組みについてお話します!
Contents
年々暑さが増す日本の夏!なぜこんなにも暑いの?
夏になると毎年耳にする、「猛暑日」や「熱帯夜」。
猛暑日とはその日の最高気温が35℃以上の日を指し、熱帯夜とはその日の最低気温が25℃以上となる日を指します。
さらには毎年各地で更新される最高気温。
なぜ日本の夏はこんなにも毎年暑さが増すのか、その原因は大きく分けて2つあり、
皆さんもよく聞く「地球温暖化」と「ヒートアイランド現象」です。
二酸化炭素の増加を原因とする温室効果ガスによって、地上から放射する熱を吸収してしまい、再放射してしまうことで大気が温まってしまいます。
そのため地上の温度が上昇し、地球温暖化が年々進行しています。
さらに、アスファルトやコンクリートなど舗装化が進む都市部では、昼間の太陽光を地面で蓄積して放出させてしまうため、夜間に気温の降下が抑えられてしまい、結果的に気温の上昇を招いてしまうヒートアイランド現象が起こってしまうのです。
このような原因によって夏の気温はどんどん上がり、残念ながら熱中症による死者も年々増えてしまっているのが現状です。
気温と服飾品のデリケートな関係
日本の夏は暑くて湿気も多く、冬場は乾燥して気温も低い温暖湿潤気候といわれています。
湿度も気温も高い夏の日本、さまざまな素材からできている服飾品も、お手入れや保管には対策が必要です。
クローゼットやタンスにひとまとめに収納している方も多いのではないですか?
綿(コットン)や麻(リネン)などの植物繊維は、水分の吸収・発散性に優れ高温多湿な夏には最適な素材ですが、シワになりやすく、衣類に汗などの汚れが付着したまま放置していると酸化して黄ばみの発生にもつながります。
カシミヤやウール、モヘヤなどの動物繊維は保温・保湿性に優れ、軽くてシワにもなりにくい素材ですが、日光でや蛍光灯で変色の原因となったり、ハンガーを避けて防虫剤や乾燥剤などと一緒に保管する事が必要となります。
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は吸水性が低いため速乾性に優れ、ノンアイロンシャツのようにシワになりにくく形状記憶性もあります。湿気やカビやにも強い素材なので、夏でも比較的扱いやすい素材です。
このように服飾品にはそれぞれに特徴を持ち、素材にあった対策が必要となるのです。
私たちオーティーエスの倉庫にお任せください!
~保管について~
コートやジャケットなどの上着類から、パーカー、カットソー、ワンピース、帽子やアクセサリーなどの小物類まで、アパレル関連の商材にはさまざまな大きさや形状があり、それぞれに合った保管方法が要求されます。
オーティーエスの倉庫では、ハンガー類をそのまま掛けて保管できるハンガー専用レール、折り畳み商材を保管するための仕切り棚、商材数に応じて自由に増減できる折り畳みコンテナ、アクセサリーなどの小物類を収納するため小さく仕切られた保管棚など、スペースを有効利用し、それぞれの商材に合ったベストな保管体制を整えております。
さらに、アパレル関連商材の特性として、保管スペースにそれほどの天井高を必要としません。
そのためオーティエスは天井の高い倉庫内をメザニン(中二階式)構造に改装しております。
この中層階を設けることで、本来天高の高い倉庫施設を有効利用することができ、より多くの商材を保管することが可能となっております。
ファッション・アパレル物流を専門に受託しているオーティーエスならではの保管倉庫となっております。
私たちオーティーエスの倉庫にお任せください!
~商品管理について~
オーティーエスではロケーション管理を徹底し、倉庫内作業の効率化を図っております。
倉庫内のどこに在庫を配置するかなどもシステム化して商品を管理しております。
システム化をすることによって、ピッキングの際に商品の場所を探し回ったり歩き回ったりすことなく、作業がスムーズに行えます。
これまでのようなアナログ管理の場合、例えば同じ商品を2ヶ所に分けて保管してしまい、1点だけなかなか見つからないなど、探すのに大変苦労する場面もありましたが、システム化することによって、スムーズに探すことができるようになっています。
その他、場所を熟知したスタッフがピッキングを行うのと、新しいスタッフまたは普段とは違う場所を管理しているスタッフが行うのとでは作業時間にも違いが生じていましたが、誰が見ても場所がすぐ分かるようになっているので、タイムロスなくよりスピーディーにお客様のもとへ商品をお届けできる一役を担っております。
世界的な温暖化に伴い、湾岸地域の気温も上昇傾向ですが、様々な工夫により私たちオーティーエスは気温の変化に常にアンテナを張り、倉庫内の温度や湿度管理はもちろん、さまざまな商材の特徴に沿ったベストな保管方法を選択し、お客様からの大切な商品をお守りすることを心がけています。
オーティーエスのファッション物流を通して、アパレルを元気にしたい!
そんな思いを込めて日々私たちは努力を重ねています。

OTS PR

最新記事 by OTS PR (全て見る)
- 【オーティーエス】2025卒会社説明会開催中 - 2024年3月11日
- 不動在庫(デッドストック)がもたらすデメリットと対処法 - 2023年6月19日
- オムニチャネルとはどんな戦略?メリットを解説|成功事例も紹介 - 2023年6月14日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
-
-
【5Sネタ】あるべき姿を示す
OTS マーケティング部
-
-
【ピンチからチャンスへ】
OTS マーケティング部
-
-
【OTSのミッション】
OTS マーケティング部
-
-
OTS私たちの3つの「おせっかい」について。
OTS マーケティング部
- PREV
- 皮革品の修理を対応できるように進行しています!
- NEXT
- そうだ、『健康企業宣言』をしよう