研修を意味のあるものに!
小春日和はあっという間に過ぎ去り
気温が急上昇の近頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
道端の紫陽花が咲き始めているのを見かけると
梅雨の訪れを予感させて、ちょっと憂鬱な気分です。
さて今回はオーティーエスの「研修制度」について書いてみたいと思います。
実は来期(2017年10月)より研修制度が新しく変わる予定なのですが、
その内容と狙いについて概要をお伝えできればと思います。
研修で一番頭を悩ませるのは
いかに研修で学んだことを身に付けてもらうかという点です。
実際、私自身もこれまでいくつもの研修を受講してきましたが
研修中は色々な気づきや、新しい発見があって自分が変わった気になるのですが
翌日会社に行ったとたん、これまでと何も変わらず日々の仕事をする自分がいたりします。
これは研修に限らず、自分と価値観の違う人と話をしたり、本を読んだりした時も、
その瞬間は勉強になった気がするのですが、終わってみればいつも通りの繰り返しです。
この原因は学んだことを本当に理解していない、
自分自身に問題を落とし込めてないといったところだと思います。
ここで私の高校の恩師の言葉を引用させていただきます。
物事を本当に理解し、自分のものにするには三つの段階がある。
Step1 問題の答えが分かる
Step2 答えの出し方を自分自身に説明できる
Step3 答えの出し方を他人に教えることができる
といもので、Step3の段階まで来て初めて物事を理解した状態となり
Step1とStep2の段階では理解した気になっているだけで、本当は分かっていないというものです。
もう20年以上昔ですが、学生時代にこの言葉を聞いたとき妙に感動したのを覚えています。
研修制度の話に戻りますが新しい研修制度では研修受講後に、
受講者は社内の人間に対して受講内容の社内講義を実施することが求められます。
また社内講義の具体的な内容・日程・対象者・会場・告知・資料準備等は
すべて実施者自身が考え手配することになります。
研修で何を学んだか、そして何を感じたか、今後の仕事にどう活かせるかといった点ついて、同僚を前に講義してもらうことで自身の理解を深めることができます。
さらに周りの社員も同じ社内の人間から講義を受けることで、より実態に即した知識を学ぶことができる仕組みです。
まさに研修のトリクルダウン理論!!
またすべての準備を自身で行ってもらうことで、物事を推し進めるプロデュース能力を鍛えることも期待でき、さらに研修の内製化を推し進めることもできるという、一石四鳥な仕掛けになっています。
正直この制度で研修を受講するハードルがずいぶん高くなってしまう危険はありますが
うまく運用できれば、会社にとっても社員自身にとっても大きな財産になると考えています。
新しい研修制度の運用開始は半年後からですが、今からとっても楽しみです。
おわり!
▲社員による社員のための社内研修風景。『社会保険について』

OTS マーケティング部

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