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【大きければいいってもんじゃない!】

公開日: : 最終更新日:2016/10/20 経営者視点

おはようございます!

今週は冷たい雨からのスタートとなりましたね。

先週くらいから急に秋らしく涼しくなったので、結構風邪を引いて体調崩している人も多いようです。

身体は冷えると病気になりやすくなるので、ちょっと汗ばむくらいの服装で予防していきましょう!

 

 

【大きければいいってもんじゃない!】

 

このところ、ファッション業界の不振がいろいろなところで取り上げられて、OTSのようなファッション物流の仕事でもそのことを実感することが増えてきた。

 

まあ、服を着ないで生きている人は一般社会ではほとんどいないと思うけど、実際に洋服の買い方はここ数年で大きく変わってきたと思う。

 

個人的にもネットでモノを買うことが当たり前になり、洋服や靴などのファッションアイテムも抵抗なく購入するようになった。

 

安ければいいという訳ではなく、自分が欲しいモノをより適切な値段とタイミング、そして買いたい方法で買う。

いろんなモノがリアル店舗でもネットでも溢れて、本当に欲しいモノが何なのかも分かりにくくなっている。

 

一消費者としてこれだけの変化を感じているのに、その商品を企画・生産・販売している企業側が変化に対応できていない。

 

多分、個人的に自然な感覚を持ってすればその変化を感じられるはずなのに、仕事として会社の売上や利益を無理に追いかけていると当たり前に感じられるはずの変化が感じられなくなる。

 

というよりも、分かっているはずの変化を仕事に置き換えて考えられなくなっている。

 

 

その消費者の感覚とずれている最たるものが、企業の買収や合併による規模の拡大だと思う。

 

各企業の状況によってはその選択肢が妥当な場合もあるが、多くの場合は一時的な管理コストの削減のための規模拡大に見える。

 

以前は大手銀行同士の合併が相次ぎ、銀行名が変わって長くなり分かりにくくなっていった。

そして、メーカや商社、小売りなどの大手から中堅企業も合併や海外資本による買収も増えてきた。

 

この大手企業同士の合併を見ていると、世の中の変化に適合できなくなってしまった組織を一時的な延命措置をしているようにしか見えない。

 

経理財務に長けた大手企業の経営陣が考えそうな、管理コスト比率の低減という計数と効率重視の経営。

 

 

経営が数字の管理だけで上手くいくようであれば、こういった合併による組織の拡大は成功するはず。

でも実際には一時的な経営数値の改善以外、本質的な経営や組織の改善が上手くいった事例は聞こえてこない。

 

なぜならば、こういった合併や買収による規模の拡大は、経営者の都合によるもので顧客のためではないから。

 

規模が大きくなって資金力や業界のシェアは増すけれど、顧客にとっての商品やサービスの向上にはすぐにつながらない。

それよりも企業文化が違う組織や人の間で軋轢や争いが増えて、外向きよりも内向きにエネルギーが削がれてしまいやすい。

 

 

これからの顧客や消費者がより個別の対応を求めていくようになるなかで、このような組織の拡大がプラスになるのか。

より柔軟に自由度が高い組織運営ができないと、顧客の接点に近い現場の人達の権限は少なく意思決定が遅くなる。

 

そのような企業が顧客に支持される可能性は低い。

 

長い歴史の中で培ってきた信用やブランド力はあっても、商品やサービスの対応のマズさが瞬時に拡散されてしまうと、驚くほどの速さで信用失墜につながってしまう。

 

最も強い者が生き残るのではなく、

最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一生き残るのは変化できる者である。

 

太古の昔に地球上の食物連鎖の頂点にいた恐竜が絶滅してしまったのは、変化に対応できなかったからと言われる。

最近の研究では恐竜は力も強く知能も優れていたと言われているが、結局は自然環境の変化に対応できなかった。

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地震や火山の噴火、隕石の落下など大きな災害で直接死滅していった種もたくさんあるかもしれないが、その後の食物の不足による餓死もかなり多くあったのではないかと推測する。

 

それはつまり、図体の大きさ故の、食料を大量に必要とする生体構造が直接原因なのかもしれない。

 

 

これは正に、今の大手企業が大きな売上を必要とする組織構造にも似ている。

それが更に合併などで組織が大きくなると、組織単体ではより大きな売上が必要になるということ。

 

最近のような瞬時に顧客の要望や流行りが変わっていくような流れの中で、このような組織の肥大化は長い目で見て本当に必要なのだろうか?

 

 

最近の日本経済やファッション業界の不調からくるいろいろな合併や買収を見ていて、感覚的に「なんか逆行しているな~」って思う。

根本的には顧客不在の経営が真因なのかもしれない。

まだまだOTSはそんな規模ではないけれど、顧客のことが見える感じられる経営を意識していきたいと感じた。

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田中優一郎

田中優一郎

ファッション・ビジネス・サポーター 株式会社オーティーエス
大学卒業後アパレルメーカーにて3年半の営業職勤務を経て、現職OTSに入社。新規営業、情報システム、管理部門での約10年間を経て2006年より現職に就任。ファッション物流の視点から100社以上の物流現場とシステムを見てきた経験を活かし、単なる倉庫業ではなくお客様企業の物流サービスを担いながらビジネスの発展に貢献するために、ファッション・ビジネス・サポーターという事業ミッションを掲げ新たなサービスに挑戦し続けている。 趣味は、テニス・ゴルフ・スキーといった身体を動かす事。 身体を動かした後の冷たいビール、美味しい食事は格別です(*^ ^*)
田中優一郎

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