服飾品に費やすお金、ワールドランキング編
あなたは洋服やアクセサリーなどに、毎月どれくらいのお金をかけていますか?
世界の国々では、どんな国が服飾代に費やしているのでしょうか。
ランキング形式で見ていきましょう。
Contents
<第一位> 世界一オシャレなコンゴの紳士「サプール」
「サプール」という言葉をご存知でしょうか?
サプール(SAPEUR)とは、フランス語で「オシャレで優雅な紳士協会」という意味をもつ言葉の頭文字をとったもので、アフリカ・コンゴ共和国において色鮮やかな高級ブランドのスーツなどを着こなし街を歩く男性たちのことを指します。「サップ」とよばれることもあります。
日本円で約2~3万円ほどの給料の多くを衣類に費やしています。
発展途上国にも関わらずなぜ彼らは収入の多くを服飾品に費やすのでしょうか。
サプールは見た目だけではなく内面もエレガントでなければならず、武器はもたない=戦争はしないという平和の象徴でもあります。
平日はいつも通りの服装で仕事をし、週末になると色鮮やかな高級スーツを着てシルクハットやステッキなどの小物を持ち街を歩きます。
歩き方や言葉、ポーズなど一つ一つをエレガントにこなし、人を敬い、人々から尊敬される存在、それがサプールの考える「紳士」なのです。
サプールに憧れ、ブランド服を買うために必死に働きながら生きていく人々が増えることで、喧嘩や暴力もなくなっていき心まで穏やかになっていくのですね。
<第二位> オシャレな紳士が多いイタリア
イタリア人男性と聞くと、なんとなくオシャレなイメージがありますよね。
男性に限らず、イタリア人は服の着こなしが上手くファッションセンスがありますが、それはどうしてでしょう?
まず一つに、日本では中学・高校と制服がありますが、イタリアでは制服がないため子どものころから服を自分で選んで着ています。
中学生くらいになると自分で買うようになるので、小さいころからコーディネートを覚えていくのです。
イタリアではショップなどで勝手に商品を手に取って合わせてみることはマナー違反とされていて、必ず店員に声をかけて色々と相談しながら一緒に選ぶということが多いので、自然とファッションセンスが磨かれてオシャレを身に着けていくのですね。
イタリアンファッションの特徴として、上品でキレイ目なシルエットがあげられます。
トップスやボトムスを細身にしてIラインシルエットにしたり、ジャケットを羽織ってスタイリッシュな雰囲気をだしています。
天然素材などの柔らかめの素材を取り入れたり、シャツのボタンを少し外してあえて気崩したり、足首を見せたりするスタイルも定番です。
男女共にオシャレな人々が多いイタリアでは服飾品にお金がかかるのも当然といえますね。
<第三位> 上品で礼儀正しいイギリス英国紳士
イギリス発祥のブランドには、キッチリとしたチェスターコートやチェック柄などの貴族文化が浸透している土地ならではのトラディショナルなスタイルが特徴です。
年間を通して晴れの日が少なく曇りが多いため、湿気を防ぐために硬めの素材が使われていたり、肩パッドなどが入った型崩れしにくい作りとなっています。
上品で礼儀正しいイメージが印象的なスリーピーススーツはイギリスが発祥とされています。
イギリスでも細身スタイルが定番で、日本で流行りのオーバーサイズの着こなしはNGです。
女性のファッションに関しては、可愛らしい服を選ぶというより、体のラインがはっきりわかるようなタイトなラインなどセクシーなスタイルが多く選ばれます。
肌の露出が多い背中が大きくあいたワンピースやノースリーブの服なども好まれています。
男女ともにアクセサリーなどをうまく組み合わせてシンプルなスタイルの中にも個性を出し、年齢を重ねても自分らしいオシャレを楽しむイギリス人は服飾品にもお金をかけているのですね。
<番外編> フランス人は服飾にお金をかけない?
数多くの有名高級ブランドが生まれた地・フランスは洋服やカバン、アクセサリーなどに多くのお金をかけているという印象がありますよね。
ですが、意外とフランス人は服飾品にお金をかけていないのです。
フランス人のファッションはとてもシンプルで、黒・グレー・白などのカラーをうまく着こなし、流行を追うというより長く着られる服を好んで着るようです。
日本は質も良く低価な洋服が多く出回っていますが、フランスは一着が高値であることが多いので、服を買い替えることが少なく一着を長く着るということなのですね。
会社へもジーンズがOKなので、日本人のように普段着と仕事着が何着も必要ということもありません。
さらにフランス人女性は洋服代だけでなくメイクもシンプル。ほとんどしないというフランス人も多いので化粧品代もお金をかけていません。
流行にとらわれずに自分自身の個性を活かすことが本当のオシャレであるという考え方を持ち、歳を重ねても個性を出せるような素敵なフランス人女性を私たちも見習いたいものですね。
有名ブランドが多く集まるヨーロッパの中でも、イタリアとフランスとでは服飾代にかけるお金に違いがあることには驚きですね。
発展途上国にも関わらず高級ブランドスーツを身に着け平和の尊重ともなっているサプールの人々に生きる姿は、私たちにも考えさせられるものがあります。
服飾代にお金をつぎ込む国もそうでない国も、自分自身の個性を大事にしてそれぞれのファッションを楽しんでいるようですね。

OTS PR

最新記事 by OTS PR (全て見る)
- 【オーティーエス】2025卒会社説明会開催中 - 2024年3月11日
- 不動在庫(デッドストック)がもたらすデメリットと対処法 - 2023年6月19日
- オムニチャネルとはどんな戦略?メリットを解説|成功事例も紹介 - 2023年6月14日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
- PREV
- 「パートナー企業と協力して乗り切った!」ケース紹介
- NEXT
- 服飾品に費やすお金、県別ランキング編